ヨークシャーテリア

「動く宝石」ヨークシャーテリアの性格、しつけは難しい?寿命、子犬の価格は?


日本では「ヨーキー」と呼ばれることも多いヨークシャーテリア。

小型犬の中でも特に小さく、時に超小型犬種と呼ばれることもあるほどのサイズですが、一見、華奢に見えるヨークシャーテリアも実はエネルギーあふれる犬種でもあります。

ジャパンケネルクラブによると、2017年1月から12月のヨークシャーテリア登録犬数は全体で6位の10,898頭、2015年、2016年も同じ6位と、安定した人気がある犬種でもあります。

近年では短くカットした子が多いですが、元々、ヨークシャーテリアと言えば、地面すれすれの長い被毛のロングコートが知られており、その姿は、ストレートヘアでやわらかく、キラキラとつやがあり光っているように見えるため、『動く宝石』と呼ばれていました。

今回はそんなヨークシャーテリアの歴史から性格、しつけ、寿命、子犬の価格について紹介していきたいと思います。

↓ヨークシャーテリアは何位?
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ヨークシャーテリアの歴史

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ヨークシャーテリアの歴史は19世紀のイギリスはヨークシャー地方。
工場の倉庫などに住み着き、人々の食べ物や住処を荒らすねずみを捕るために作られました。

その小さな小回りのきく体で、家の隅々までねずみを追いかけることができたことから労働者階級の人々に広く飼われていましたが、次第に毛並みの美しい小さな犬として、上流階級の人々に愛玩犬として飼育されるようになっていきます。

当時は「ブロークン・ヘアード・スコッチ・オア・ヨークシャー・テリア」と命名されていましたが、長すぎる名前から1870年以降に「ヨークシャー・テリア」に変更され、1886年にイギリスのケネルクラブより公認されました。

日本に入ってきた年ははっきり分かっていませんが、一説によると第二次世界大戦後からと言われています。

エネルギッシュなヨーキーは飼いやすい?

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ヨークシャーテリアは超小型犬のため、散歩の時間や量が非常に少なくて済む犬種です。
散歩の時間もほどほどで構いませんし、少し乱暴な言い方をすれば、多少、怠っても生活に支障はありません。

しかし、活発な性格で家の中で動き回ることが多いため、フローリングは注意が必要です。

ヨークシャーテリアは関節が他の犬種よりも弱く、フローリングを自由に走らせていると、すぐに関節に負担がかかってしまいます。

よく行動する範囲には、なるべく滑り止めやマットを引いてあげるようにしましょう。

前述の通り、運動量は多くなく、室内を歩き回るくらいでも十分なのですが、やはり一日に一度は外に出してあげることが望ましいでしょう。

また、この被毛がシングルコートのため、暑さや寒さに対応することが困難なので、飼い主が室内の温度や環境をコントロールしてあげないといけません。

年中、おおよそ20~25度に室内温度を設定してあげるようにしましょう。

見た目とは正反対?ヨークシャーテリアの性格とは?


可愛く大人しそうなヨークシャーテリアですが、実際の性格は好奇心旺盛で勇敢です。

言い方を変えれば、頑固で賢く気難しい性格でもあります。
ヨークシャーテリアにとって気に入らないことがあると、無駄吠えが増えたり、ひどい場合は噛み付くことも考えられます。

人懐っこく甘えたがりな性格も持ち合わせているので、長時間のお留守番は耐え難いものになってきます。
そういった意味では一人暮らしや、お世話をする人が長時間留守にするような家庭にはヨークシャーテリアは不向きと言えます。

古くからねずみ狩りとして飼われていたことから、今でも動くものを追いかけることが大好きで、そういったものを見つけるとスイッチが入ります。

やんちゃですが、そこがまた可愛く、たくさん遊んであげたくなる犬でもあります。

しつけは簡単?それとも難しい?

好奇心旺盛で新しい事は大好きですが、逆にプライドが高くしつけは難しいでしょう。

子犬の頃から、飼い主の言うことをしっかりと聞くように厳しくしつけていかなくてはなりません。

目に入れても痛くないほどの可愛らしい容姿なので、甘やかしてしまいそうになりがちですが、今後の大切な信頼関係を築いていくためにも、そこは疎かにしてはいけません。

いい意味でも悪い意味でも賢い犬種なので、飼い主に従わないと絶対にダメだと思わせないといけないということです。

最初から根気よく教え続け、褒めながらしつけていきましょう。
飼い主に忠実な犬種でもあるため、1度マスターしたものは、忘れずちゃんと守ってくれるはずです。

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超小型犬種の代表とも言えるヨークシャーテリアの大きさは?

体高:15~20cm
体重:3kg前後

超小型犬種というだけあって、体重も体高も本当に小さいサイズです。

生まれたての頃は、卵約2個分、100g前後しか体重がありません。
しかし、生後10ヶ月前後にもなると上記のサイズで落ち着きます。

ヨークシャーテリアの寿命は?

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一般的にヨークシャーテリアの寿命は13~16年と言われています。

しかし、やはり個体により差は出てきます。

中には20年以上生きた個体もいるほどで、これは人間の歳に換算すると100歳以上にもなります。

これは一つの例ですが、全体的に見ても他の犬種と比べて、寿命が長い犬種であるといえます。

ヨークシャーテリアの子犬の価格は?

ヨークシャーテリアの相場価格は、だいたい10万~25万の間になります。
どの犬種もそうですが、成犬になるにつれて値段は下がっていきます。

やはり、オスよりもメスのほうが子犬を産むことができるため、価格は高めの設定になっています。
そして、メスのほうが大人しい性格をしていることが多いため、飼いやすさの面から、値段が高くなります。

小さい体に魅力がたくさん詰まったヨークシャーテリア!

『動く宝石』と言われている反面、やんちゃで、甘えん坊なヨークシャーテリア。

頑固な性格でしつけに苦労しがちな犬としても知られていますが、魅力は多く、安定した人気があります。

寒暖に弱いというところがありますが、そこさえ気を付けてあげれば、飼育自体は難しくありません。
元気いっぱいのヨークシャーテリア、是非迎え入れてみませんか?

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