トイプードルというと今や数年連続で人気の犬種第1位に選ばれ、多くの方に愛されている犬種でもあります。
その要因の一つがカットの豊富さ。
好きなスタイルにトリミングしたり、毛色に似合うカットでカッコよく、可愛くしてあげてあげたり、カット一つで自分の愛犬の個性を引き出しくれるというのも大きな魅力でもあります。
愛犬のスタイルに迷った時は是非とも参考にしてみてください。
カットにも名称があるものもあれば、ないものもあったり様々。
中にはカタログ等でベースとなるスタイルを調べて、アレンジで個性を出すというオーナーもいるようです。
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目次
トイプードルのカット料金
カットのスタイルを決める前にショップの料金を確認しておきましょう。
犬種によって料金に差が生じるというのはオーナーならば誰もがご存じだとは思いますが、
トイプードルのカット代はおおよそ3000円~10000円。
ショップやトリマーの技術によって変わるのでピンキリですが、大半がこの辺りの料金になるものと思われます。
※都会になるほど高い傾向にあり、スタイルによっても大きく変わる場合があります。
一ヶ月に1回の頻度でショップでカットしてもらうので、カット料金×12ヶ月の合計が年間のカット代になります。
この辺り、他の犬種と比べても割高な傾向があります。
中には自宅で行うオーナーもおりますが、トイプードルのカットは非常に難しいので(トリマーの最終試験に用いられるほど!)、飼って間もないうちはあまりオススメしません。
なお、ショップによっては毛玉が多いと追加料金が発生することもあり。
一個あたり数百円、ほつれを取り除く時間によって一定金額が発生したりと価格設定は様々。
もつれや毛玉ができないよう、普段からのお手入れはしてあげたいところ。
カットの種類
カットスタイルの豊富さが魅力のトイプードル、以下では一般的なスタイルを紹介していきます。
なお、トリマーの方に写真等を見せて、被写体と同じカットを選んだとしても、犬によって仕上がり具合が異なることが多く、終わってから「イメージしていたのと違う」と思うことも少なくありませんが、これは顔の形状が違うというのが最大の理由。
マズルや耳、体型、毛質、ボリューム等、同じ犬種であっても人間と同じく違いはあるため、写真のワンコと同じようにいかないのは当然のこと。
逆に言うと、これも一つの個性でもあるので、愛犬に似合うカットを選び、事前にトリマーと相談した上で決めることで、イメージに近い仕上がりになります。
間違っても写真を見せて伝えて終わりにだけはしないように。
テディベアカット
今や定番かつ一番人気のテディベアカット。
トイプードルの人気に火をつけたきっかけになったと言っても過言ではないテディベアカット。
単純にテディベアカットといっても、毛の長さや特定の箇所を短くすることで印象は大きく変わります。
最近は個性を引き立たせるべく、多様化しており、一目にテディベアカットだと判断するのが難しくなっていますが、基本的には顔周りの毛を残し、身体全体を短くカットするスタイルと思ってもらえれば問題ありません。
アフロカット
その名のとおり、人間のアフロと同じスタイル。
本来の毛質がふわふわなので、かなり丸みを帯びた形状に。
身体の毛が短くカットすることで、ギャップが生まれ、それさえも可愛らしく見えます。
人間の場合、頭と顔が分かれていますが、トイプードルがすると一つの丸のようになります。
なお、アフロカットにするとなると、思っている以上にかなりの長さが必要になるので、余裕をもって伸ばしておいた方がいいのかもしれません。
モヒカンヘアー
頭中央部分の毛を尖らせたカットスタイル。
オスに人気ですが、中にはリボンでさらに際立たせるという子も。
モヒカンというだけあって、個性が出るのは頭部分。
身体に関しては短かったり長かったり様々で、この辺りは完全にオーナーの好みによって変わってきます。
街中でも目にする機会はなかなかありませんが、都心等では比較的、目にする機会が多いなという印象を受けました。
なお、トイプードルのカットの一つに恐竜カットというものがありますが、こちらは頭だけでなく、背中の中央部の毛を半分残すスタイル。
かなり個性的ですが、お手入れがしにくいという理由から、モヒカン部分をあまり長くし過ぎるのはオススメではないとのこと。(トリマー談)
モヒカンの長さで印象は大きく変わります。
ピーナッツカット(ムスタッシュ)
鼻が高い子にオススメなのがピーナッツカット。
鼻と口周りの毛を残し、ほっぺあたりをすっきりさせたカットスタイル。
ブラッシングでのお手入れの際、スムーズにいかないことが多い顔周辺の毛を短くすることで、毛玉、もつれを予防しやすくなります。
コンチネンタルクリップ
ドッグショーでおなじみのカットでもあるコンチネンタルクリップ。
このコンチネンタルクリップというと、もっと大きな犬種であるスタンダードプードルのスタイルとして知られていますが、近年はトイプードルでも見られるようになってきました。
かなり刈り込むので、細い子だと貧弱に見えがち。マズルが長い子に向いています。
まとめ
トイプードルのカット、スタイルの種類について紹介してきました。
人間と同じように犬の顔にも個性というものがあります。
愛犬に似合うカットを選び、個性を引き出してあげるのもオーナーの役目。
特にトイプードルは、カットが楽しめるのも魅力の一つでもあります。
飼ったばかりで、どのカットが似合うか分からないという方は、まずはテディベアや短いアフロを試しみてみるのも良いかもしれません。
カット代が掛かるというデメリットがある反面、仮に思うようなカットにならなかったとしても、すぐに毛が伸びてくるので、すぐさま別のスタイルに挑戦することができます。