小型犬が選ばれる理由としては、飼育しやすい、寿命が長い、居住空間が狭くても飼えるというのが挙げられますが、今回は日本国内で人気のある小型犬をランキング形式で紹介していきたいと思います。
実際にどんな犬種が人気なのか?特徴や原産地、さらには飼う際の注意点等も含め、紹介していきます。
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目次
小型犬はとにかく飼いやすい
小型犬を飼う上で一番の魅力はとにかく飼いやすいという点です。
犬を初めて飼う場合、どうしても、しつけや普段の接し方を間違えてしまい、意のままに世話ができないことが何かとありますが、そういった状況の時でも身体が小さい小型犬ならば、容易に対応することができます。
散歩で行きたい方向に行ってくれない時でも抱き上げれば済む問題です。(大型犬になるとそうはいきません。最悪の場合、引きずられてしまうことも!)
食べる量が少なかったり、生活アイテムが揃えやすかったり、さらには自宅が狭くとも大した問題にならかったりと(広い方がベターですが)、良いことづくめでもあるので、これから犬を飼いたいという方はまずは小型犬から選んでみるのが良いかと思います。
小型犬の定義
一般的に小型犬というと、5~10Kgとされていますが、こちらではさらに小さい5Kg未満の超小型犬も含めて順位付けしています。
10位 パグ
寿命:12~15歳
パグは第二次世界大戦後から日本に紹介され、今でも大変人気の高い犬種。
マズルが短いので、いびきが大きく、呼吸器系の疾患等に注意が必要です。
また、ダブルコートなので抜ける毛が非常に多く、シワとシワの間は、こまめに手入れを必要としています。
無駄吠えは少なく、基本的に低い声で吠える子が多いです。
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9位 マルチーズ
寿命:12~15歳
マルチーズはもっとも古い愛玩犬の一つ。
ハバニーズやビションフリーゼを改良しており、血統的に近いものがあるとされています。
性格は大変おとなしく、抱き犬としても有名ですね。
毛が抜けにくいと言われていますが、長毛なので汚れがつきやすく、からまりやすいので、定期的なトリミングや毎日のブラッシングは必須となります。
子犬の頃は低血糖に陥りやすいので、ブドウ糖を食事に混ぜて与えるショップもあります。
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8位 フレンチブルドッグ
寿命:10~12歳
愛嬌のある顔とバット・イアーと呼ばれる蝙蝠の形の耳が特徴のフレンチブルドッグ。
穏やかで飼育がしやすい犬種としても知られています。
パグやボストンテリアと並び、ここ数年で人気が出てきた犬種でもあります。
パグ同様、マズルが短いので、暑さに弱かったり、呼吸器系の疾患には気を付けなければなりません。
小型犬の中では平均寿命がやや短めになっています。
繁殖は大変難しく、このあたりはフレンチブルドッグの値段が高い理由の一つとされています。
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7位 シーズー
寿命:10~16歳
シーズーはペキニーズやラサ・アプソと呼ばれる犬種をかけあわせて作られたと言われています。
大変フレンドリーで飼いやすく、多頭飼育されている方が多いのも特徴。
愛玩犬ですので、ハードな運動は必要ありませんが、適度な運動を心がけましょう。
トリミングや毎日のブラッシングは必須です。
6位 パピヨン
寿命:13~15歳
ヨーロッパ貴族やマリー・アントワネットに大変可愛がられていたといわれているパピヨン。
ブルボン朝の時代のパピヨンは耳が垂れていたと言われています。
今の立ち耳のパピヨンはチワワやスピッツ等を交配して誕生したという説もあります。
5位 ヨークシャーテリア
寿命:13~16歳
元々はネズミ捕りとして活躍していたヨークシャーテリア。
長毛ですので、定期的なトリミングや毎日のブラッシングは必要です。
カラーは、スチールブルータンが一般的で、ショップにも多く出回っています。
ちなみにヨークシャーテリアの不思議な魅力ですが、生まれてから7回ほど毛色が変化するといわれています。
生まれた時はブラックタン、そしてスチールブルーからゴールド、シルバーになると言われていますので、一部の国では動く宝石と呼ばれることもあります。
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4位 ポメラニアン
寿命:12~16歳
ポメラニアンはチワワと同じ愛玩犬ですので、それほどハードな運動は必要ありませんが、骨折や関節炎に注意が必要です。
長毛の犬種ですので、必ず毎日のお手入れが必要で、定期的にカットしてあげる必要があります。
トイプードルと同じく、さまざまなカットを楽しむことができます。
関連記事:ポメラニアンってどんな犬種?性格、被毛の特徴、寿命の長さは?
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3位 ミニチュアダックスフンド
寿命:12~16歳
存じの通り、胴が長く、短い脚でちょこちょこと歩く姿が可愛いミニチュア・ダックスフンド。
以前から安定した人気があり、少し前までは1位の座をチワワと争っていたほどです。
この胴が長い理由はアナグマ狩りの際、狭い穴の中へもぐらなければいけないので、このような細長い体型に改良されたといわれています。
可愛い見た目とは裏腹に立派な猟犬ですので、運動はしっかりとさせなければならず、運動不足が無駄吠えや問題行動へ繋がることが少なくありません。
スムースとロングタイプの二種類に分類され、ロングの場合、定期的なトリミングが必要になります。
今回、ランクインしているミニチュア・ダックスフンドはダックスフンドの種類の一つ。
他にも身体が大きなスタンダード、小さいカニンヘンといった種類もいます。
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2位 チワワ
寿命:10~18歳
世界最小の犬種として有名なチワワ。
ダックスフンド同様、被毛は短毛のスムースと長いロングの2種類。
どちらのタイプも冬の寒さには弱いので、部屋の中でもワンちゃん用の洋服を着せてあげるオーナーが多いです。
愛玩犬ですので、運動はそれほどまでハードにしなくても良いという利点がありますが、気難しい面もあり、甘やかすとワガママに育ちやすいと言われています。
小さい犬種ですので、骨折には注意しましょう。また心疾患にも注意が必要です。
関連記事:チワワってどんな性格?各タイプの特徴としつけ・飼う際の注意点
1位 トイプードル
寿命:12~16歳
トイプードルの知名度が格段に上がったことで、プードルという一つの括りにされてしまいがちですが、実際はスタンダード、ミディアム等、細かく分かれており、中でもトイプードルの人気は絶大です。
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抜け毛は少なく、犬アレルギーを持っている方も症状が出にくい犬種としても知られています。
抜け毛が少ないというのは良い面でもあるのですが、その半面、もつれや毛玉ができやすいので一ヵ月に一度、サロンに連れて行ってカットしてもらうことになります。
このトイプードルはサロンに連れて行って様々なスタイルを楽しめるという見方ができる方にオススメの犬種と言えます。
(逆にそれを面倒に捉える方はトイプードルではなく、他の犬種を選んだ方がいいかもしれません)
関連記事:トイプードルの人気のカット・スタイル5種類!料金はどのくらいかかる?
カラーはレッド、シルバー、アプリコット、ホワイト、グレー、ブラウン等がありますが、一番人気はやはりレッド。
ペットショップで必ずと言っていいほど目にすることができます。
関連記事:トイプードルは毛色で性格が違う?カットの種類と寿命の長さ、子犬の値段は?
寿命が長く、抜け毛も少ない。
それでいて飼育もしやすい等、1位に選ばれるだけの魅力がトイプードルという犬にはあります。
まとめ
以上が小型犬の人気ランキングになります。
近年では、やはりトイプードルが人気ですが、ダックスフンド、ヨークシャーテリア、チワワといった犬も以前からの人気を保っています。
それぞれの犬種で特徴は違いますし、良い面もマイナス面もあります。
どの犬種を飼うか迷った際は参考にしてみてください。