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柴犬の飼育は難しい?古風な性格と魅力の裏に隠された気難しさ

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日本原産の柴犬は素朴な見た目と飼い主に従順な性格が古くから親しまれ、現在まで人気の犬種の一つとして知られています。

近年はチワワ、トイプードルといった犬種の人気も上がってきましたが、それでも柴犬の人気が揺らぐようなことはありません。

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魅力的な部分がいくつもある柴犬ですが、一方で飼育が難しいとも言われています。

人気犬種なのに飼育が難しいの?と疑問に思うかもしれませんが、そもそもこれはどういったことなのでしょうか?
今回は、柴犬を飼育していく上で難しい部分、頭に入れておいてほしいことについて紹介していきたいと思います。

ちなみに柴犬といってもいくつもの種類が存在するのはご存じですか?

関連記事:柴犬は全部で5種類!珍しいとされる山陰柴、美濃柴ってどんな犬?

それぞれで特徴は異なりますが、今回、紹介している内容は日本国内で最も飼育されている信州柴犬を元にしています。

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柴犬の飼育は難しいって本当?

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飼育が難しいとされる柴犬ですが、これはあながち間違いではありません。

というのも柴犬というのは性格的に気難しい部分があり、誰にでも懐くわけではないから。

トイプードル等の愛玩犬に分類される犬種は飼いやすいように改良されており、全体的に懐きやすく、初めて犬を飼う家庭にありがちな、間違ったしつけをしたとしても容易に関係を修復させることができます。

ですが、柴犬の場合はそうはいきません。

基本的に飼い主に従順で忠実であると言われていますが、逆に”飼い主と認められない”場合、しつけが上手くいかなかったり、吠えられたり、時に噛まれてしまうことがあります。

また、柴犬というのは家庭内で順位をつける傾向があり、一度、自分より下だと格付けされると、関係性を逆転するのは至難の業。
相当の忍耐と根気を持ってしつけに取り掛からなければなりません。

と、ここまで読んでいると柴犬がなぜ人気なのかと思うかもしれませんが、しっかりとしつけを行い、どちらの立場が上なのか?飼い主は誰なのかを理解させておくと、しっかりと懐いてくれます。

何より飼い主と認められた時の従順さというのは柴犬最大の魅力と言っても過言ではないほど。
非常に賢い犬種ですし、一度、築いた信頼関係はそう簡単に崩れることもありません。

飼育が難しいとされているのは、こういった飼い主想いな部分の裏返しでもあるのです。

関連記事:日本の伝統犬、柴犬の飼育方法、しつけ方法を徹底解説!特有の性格と接し方、相性が良い人とは?

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可能なら子犬から育てる

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では、どうすれば飼い主として判断してもらい、懐いてくれるのか?

やはり生まれて間もない子犬の頃から育て、しつけるというのが非常に重要になります。
この時期、特に生後3ヶ月頃までは社会性を学ぶ時期で、この時の飼育環境は後々にも大きな影響を及ぼします。

色々な面で吸収しやすく、この時期にしっかりとしつけることで、正しい関係性を築くことができます。
早い方がいいのですが、遅くとも生後1年までには最低限のしつけは終えておきたいところではあります。

そういった部分を踏まえると、ブリーダーからの購入が理想なのかもしれません。
ペットショップだと、生後一定の期間が経過しており、しつけをするとなると個体によっては難しい部分が出てきます。

柴犬を飼育する前に覚えてほしいこと

犬を飼うとなった場合、どういった関係を望みますか?

一緒に遊んだり、常に一緒にいたり、密な関係性を期待して飼うこともあると思いますが、柴犬の場合は少し異なります。

他の犬種にありがちな、わがままを聞いたり、イタズラを許すようなことがあると、「これをしてもいいんだ」と判断し、言うことを聞かなくなる可能性も出てきます。

そういった意味ではペットというよりも寡黙なパートナーといった表現の方が正しいかもしれません。

決して甘やかさずに、しっかりとした対応で接するのが柴犬に対しては求められます。

メスの方が飼いやすい

しつけがしやすい柴犬をとなるとオススメはメス犬。

オスに比べると穏やかですし、攻撃的な性質が薄い個体が多いです。
ただし、番犬には向きません。

ペットショップ等でどの子にするか選ぶ際の判断材料の一つにしてください。

ただ、家庭で飼われるようになって長い年月が経過し、室外飼いされることも減ったこともあり、最近では柴犬特有の忠実さというのは薄まっているようにも感じます。

寡黙なイメージとは別に、飼い主の距離が近くなり、様々な一面を見せてくれる子も増え、以前の様なイメージとは異なっているのでは?という印象さえあります。

人気の豆柴はしつけしやすい?

近頃、人気の豆柴犬はしつけがしやすいと思われがちですが、あくまで身体が小さいだけで性格の部分は同じなので、しつけの面では変わりません。

ただ、飼育のしやすさという意味では身体が小さいことでプラスに働くことがいくつかあります。

例えば、狭い居住スペースでも飼えたり、子供でも散歩に連れていけたり、食事の量が少なかったり…

単純な飼いやすさという意味では豆柴というのは非常に魅力的な犬なのかもしれません。

さいごに

柴犬は飼育が難しいという事実だけ切り取れば、マイナスに感じてしまうかもしれませんが、実際は飼い主に対して忠実だから。

事実、人気犬種ランキングでも数十年に渡って上位に位置しているのが何よりもの証拠ですし、それだけ魅力でもあるのです。

もしも「うちの子は気難しい」「飼育が難しいな」と感じた時は普段のしつけについて考え直してみるのもいいかもしれません。

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