ラブラドール・レトリーバー

とにかく飼いやすい大型犬、ラブラドールレトリバーはどんな性格?しつけや飼う際の注意点

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ラブラドールレトリバーは大型犬の中でも特に人気のある犬種です。

アメリカ・ケンネル・クラブが毎年発表している人気犬ランキングで23年連続で1位に輝くほどで、身体が大きいにも関わらず、温厚な性格、しつけのしやすさ、飼いやすさ等から多くの人に親しまれている犬種と言えます。

そんなラブラドールレトリバーのレトリバーというのは獲物を回収 (Retrieve) する犬という意味で、元々は、重い魚網を引き上げたり、魚網をほどく為に水に潜ったりと、漁師たちの手伝いをしていました。

水遊びを好む子が多いというのは、このような歴史から来ています。

体高
オス 57~62cm
メス 55~60cm

体重
オス 27~34kg
メス 23~32kg

平均寿命
10~12歳

関連記事:ラブラドールレトリバーはなぜ飼育しやすい?気を付けたい病気、寿命、子犬の価格は?

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ラブラドールレトリバーの性格


ラブラドールレトリバーの性格を表す際に、まず最初に出てくるのが賢さ。

これは既に飼っている人はもちろん、そうでない方もご存じだと思います。

人間との繋がりの中で繁殖されてきた経緯もあり、人と共に生きることに価値を見出し、飼い主と遊んだり、飼い主をよろこばせる事が大好きです。

飼い主の会話や行動を注意深く観察して、どんなことをしたら飼い主が喜ぶのかを考えられるとても賢い性格の持ち主でもあります。

大きな体に反して献身的で穏やかな性格のラブラドールは子供や先住犬との相性も良く仲良くすることができます。
飼いやすい犬として浸透しているのには、こういった理由による部分も大きいのかもしれません。

子供の頃の性格としつけ


子供の頃はやんちゃで活発な性格でイタズラが大好きな子が多いですが、1歳を迎える頃(人間で言うと12歳)になると、落ち着いてくる子がほとんどです。

関連記事:犬の年齢と成長スピード

上記の記事でも書いている通り、犬にとっての子供の時期というのはあっという間で、しつけというのはこの子供のうちにしっかりと行っておく必要があります。

その理由は二つあり、まず一つめはラブラドールレトリバーは子供の頃の吸収力が特に優れているから

もう一つは、成犬にもなると身体が大きくなるため、きちんとしつけをしておかないと生活を送る上で飼い主が大変な思いをしてしまうから。

事実、散歩中に飼い主を引っ張る成犬のラブラドールレトリバーの子を目にしますが、しっかりとしたしつけをしていれば、まず見ることのない光景です。

ラブラドールレトリバーは確かに賢い犬種ですが、だからといって初めから何でもできるわけではありません。
ですが、とにかく賢いので間違った教え方をしなければ、しっかりと理解してくれ、ラブラドール特有の献身さや賢さを見せてくれます。

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ラブラドール・レトリバーを飼う際の注意点

ラブラドールレトリバーを飼う際に注意すべきなのが毎日の運動量の確保です。

家の中を走らせているだけで立派な運動になる小型犬とは違い、飼い主が散歩に行く等して意識的に運動させる必要があります。

散歩の時間は朝晩30分~1時間、ボール投げなどの遊びを組み合わせると良いでしょう。

人と一緒にいることが好きなため、散歩によって精神的な満足感も得られるそうです。
※退屈になると吠えたり、家中を走り回ったり問題犬になることもあるので注意が必要です。

食べることが大好きなので、太らせないよう体重管理にも気を付けたいところ。

※獣医によると、ワンコによっては、ひたすら食べ続ける子もいるそうなので、分量はしっかりと把握してあげるようにすると良いとのこと。

寂しがり、社交的なので室内で家族と一緒に過ごすのがよいでしょう。

他には短毛であるにも関わらず、暑さに弱いので、夏場の温度、環境には気を配ってあげてください。
とはいえ、犬種全体で見ても身体は強いので、それ以外については気を付けなければならない事は特にありません。

世界中で使役犬として活躍中!


ラブラドールレトリバーの代表的な活躍例は次の通り。
その賢さ、利口さから、使役犬として様々な分野で活躍しています。

使役犬とは

家庭で飼われるのではなく、仕事として働く犬のこと。

※一説には、小さい頃から引退するまでの間、常に適度な運動をする使役犬の方が寿命が長くなるとも言われていますが、反面、ストレスもかかり続けるため、否定的な声もあり。信ぴょう性は定かではありません。

盲導犬

目の見えない人・見えにくい人が行きたい時に行きたい場所へ出かけられるように、盲導犬は障害物を避けたり、段差や角を教えたり、安全に歩くためのお手伝いをします。

道路交通法や身体障害者補助犬法という法律でも認められていて、目の不自由な人と一緒に電車やバスに乗ったり、お店などに入ることができます。

介助犬

介助犬とは、手や足に障がいのある方の手助けをするために特別な訓練を積んだ犬のことをいいます。

聴導犬

聴導犬の仕事は、家の中で音を教えるだけでなく、どこにでも同行して、聴覚障害者の方々を災害や事故に巻き込まれる危険性を回避します。

警察犬

鋭い嗅覚を利用し、犯罪の捜査、遭難者の捜索などにを行います。
ラブラドールレトリーバーは指定された犬種の仲間です。

災害救助犬

鋭い嗅覚を利用し、震や台風、土砂崩れなどの災害で行方不明になっている人を捜索するために特別に訓練された犬のことです。

その他、麻薬探知犬、爆弾探知犬、セラピー犬など活躍の場は多岐にわたります。

ラブラドールレトリバーの被毛の色・特徴

ラブラドールレトリバーの毛色は「ホワイト」「チョコレート」「ブラック」の3種類です。

元々、ラブラドールレトリバーはウォータードッグとして生み出されただけあって、被毛は水の抵抗を受けにくいスムースコートで、なおかつ冷たい水にもビクともしないように「ダブルコート」と呼ばれる2層からなる毛の生え方をしています。

被毛の手入れ・ケアの方法

被毛のお手入れ、ケアは比較的簡単です。

ラバーブラシで頭から尻尾まで丁寧に体全体をマッサージするようにとかし、その後コームで抜け毛を除去します。

最後に豚毛のブラシで毛並み沿ってとかし体毛に光沢を与えます。
体全体の面積が大きいため換毛期には大量の抜け毛に驚く人もいることでしょう。

ブラッシングは被毛のお手入れだけでなく、皮膚のマッサージ、さらには愛犬とのスキンシップ、信頼関係が築けたりと様々な意味合いを持ちます。
難しいことは何一つないので、側にいる時にでも行ってあげてください。

まとめ

大人しい性格と賢さで大型犬の中でも人気上位のラブラドールレトリバー。

仔犬の時のしつけを間違いというのと、毎日の運動量を確保してあげさえすれば、飼育にあたって難しいことは特にありません。
ラブラドール・レトリバーを飼育する際の参考にしてもらえれば幸いです。

関連記事:オーストラリアン・ラブラドゥードルってどんな犬種?性格、寿命、子犬の価格と購入方法

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