近頃、ミックス犬の人気が上がっていますが、中でもポンスキーという犬が注目されつつあります。
ポンスキーとはシベリアンハスキーとポメラニアンを親に持つミックス犬。
産出されたアメリカではデザイナードッグと呼ばれ、いつまでもハスキーの子犬のような見た目と温厚な性格で飼いやすいという部分が人気の要因とされています。
日本でも最近、注目される機会が出てきたポンスキーですが、これは飼育するオーナーが増えているわけではなく、あくまでネット上などで可愛いという評判のみで、日本ではなかなか飼う機会はありません。
そんなポンスキーとは実際はどんな犬なのでしょうか。
性格や身体の大きさ等、具体的に紹介していきたいと思います。
ポンスキーってどんな犬?飼いやすい?
ポンスキーは主にアメリカで人気の犬。
見た目は完全にハスキー寄り、大きさはポメラニアンの血が引き継がれており、小型犬に相当します。
シベリアンハスキーといえば、格好いい、逞しいといった印象がありますが、ポンスキーは成犬になっても、ハスキーの子犬のような可愛らしい容姿で、なおかつ身体も小さく飼いやすいといった魅力があります。
表情も優しく、性格も穏やかなので、飼いやすさという面でもシベリアンハスキーの比ではありません。
関連記事:見た目は怖いが心優しいシベリアンハスキーの飼育方法~性格、寿命、価格は?
とはいえ、正式に認められている犬種ではないため、飼育頭数などは確認することはできないですし、日本国内では飼っている方を見つけるのさえも難しいというのが正直なところではあります。
仮に飼育したとしても、飼っていくにあたっての知識という面で乏しく、もしもの時の対処法が確立していないという問題もあります。
ポンスキー自体、魅力的な犬であることには間違いないのですが、日本で浸透したり、手軽に購入できるのは、まだまだ先になりそうです。
関連記事:ポメラニアンってどんな犬種?性格、被毛の特徴、寿命の長さは?
関連記事:ポメラニアンの飼育は抜け毛としつけに注意!気を付けたい病気とは?
温厚で従順な性格
ポンスキーの性格ですが、大多数の子が飼い主に従順で温厚、そして賢いです。
ミックス犬というのは親犬の性質を引き継ぐのが一般的ですが、ポメラニアン、シベリアンハスキーとも飼い主に従順なので、この辺りに関してはほぼ例外なく、共通している部分と言えます。
ただ、温厚という部分については一概に言えません。
というのも、ポメラニアンの温厚な部分を引き継いでくれれば良いのですが、時にシベリアンハスキーのやんちゃで活発な所が強く出ることもあるので、やはり個体差によって大きく異なります。
このあたりは本国アメリカでも問題となり、温厚で飼いやすいという認識で飼ったポンスキーが実はやんちゃで飼育に非常に苦労した、飼えずに放棄したというオーナーが多く出てきたという事例もあります。
飼育のしやすさを求めて飼った子が蓋を開けてみれば大変だった時のギャップというのは何とも言えない難しさがあるのかもしれませんが、飼育の放棄というのはもはや問題外。
アメリカでは飼い主としてのあり方を問われるきっかけとなった犬でもあります。
成犬の大きさ
中には中型犬に近い大きさの子がいますが、大半は成犬になっても小型犬相当の大きさです。
体高:24~39cm
体重:7~14kg
親犬が小型犬と中型犬ということもあって、その子供であるポンスキーの身体の大きさ最大値から最小値までの幅が非常に広くなっています。
ミックス犬ということで、規定の大きさというものはないので、あくまで目安として見ておいてください。
いつまでも小さなシベリアンハスキーのままの見た目という魅力的な部分があるのは事実ですが、小さな犬が欲しいという理由でポンスキーを選ぶと、成犬になって想像以上に大きく成長した際に不測の事態に陥ってしまうことになります。
もしも、この先、ポンスキーを購入する機会があった場合、どこまで大きくなるのか分からないということを知った上で判断した方がいいかもしれません。
寿命
ポンスキーの寿命は10~12年ほど。
ポメラニアンの血が受け継がれているので、実際の寿命はもっと長いとされがちですが、そこは片親は中型犬のシベリアンハスキー。
10年から12年あたりが一般的という情報がアメリカでは流れています。
また、犬の寿命は身体の大きさに反比例することが多く、ポンスキーも小さい個体の方が長生きの傾向があります。
関連記事:人間の4~7倍!犬の年齢と計算方法
性格も含め、この辺りに関してはどちらの血が濃いかによって大きく分かれるます。
購入は海外から
ポンスキーは日本で販売されることはまずありません。
そもそも、シベリアンハスキーという犬種が日本では馴染みが薄く、飼われる機会が極端に少ないですし、ポメラニアンとの交配が容易ではないことも手伝って、扱っているブリーダーはほとんどいません。
購入となると海外から直接購入することになります。
その際、英語でのやり取りが必須となります。
契約上のトラブルを招かないためにも、しっかりと確認した上で購入するようにしてください。
子犬の値段
アメリカでは20~30万円ほどの値段で取引されています。
日本から購入するとなると、値段はさらに上がり、場合によっては50万円を超えることも少なくありません。
さいごに
ポンスキーという名前は聞いたことがあっても、どんな犬なのかはあまり知られていないですし、今回、この記事をご覧になって初めてポンスキーという犬を知ったという方もいることと思います。
簡単に購入できるわけではありませんが、魅力溢れる犬であることには変わりありません。
日本国内でも容易に購入できるようになった時は、改めて紹介したいと思います。