モコモコな毛がとにかく可愛いポメラニアンはカットの種類も豊富。
ちなみにポメラニアンというと、上記の画像のようなスタイルの子が一般的ですよね。
これだけでも十分に可愛らしいですが、ポメラニアンには個性を際立たせる様々なスタイル、カットが存在します。
今回、こちらではポメラニアンのカットの種類を紹介していきたいと思います。
参考にしてみてください。
また、ポメラニアンという犬種は本来、カットの必要のない犬であり、それ故に注意しなければいけないことがあります。
自宅、ペットサロン問わず、カットする前にお読みください。
目次
ポメラニアンのカットは自宅でも可能?
ポメラニアンのカットは自宅でも可能です。
しかし、その毛質と体形を知った上で、その子に合ったカットをしてあげることが大切です。
ポメラニアン特有のふさふさとした被毛は毛足の長いオーバーコートと呼ばれる上毛と毛足の短い綿毛のようなアンダーコートの2層からなります。
そのため、毛玉になりやすく、湿気にも弱いのでブラッシングやトリミングは欠かせないものです。
トリミングは見た目の可愛さだけではなく、健康面という部分から見ても望ましいのですが、いきなり自分でカットをするのはリスクがあり、時に毛が伸びにくくなったり、場合によっては体調を崩すことがあります。
ですので、まずはサロンで愛犬の毛質や体形、顔の特徴に合ったカットをしてもらったりアドバイスを求め、問題ないと判断してから自宅でカットするのが望ましいようです。
ポメラニアンのカットの種類
前述の通り、ポメラニアンのカットの種類は豊富で、実際に様々なスタイルの子がいます。
カットが豊富といえば、トイプードルが真っ先に挙げられますが、最近ではポメラニアンも同じように言われるようになりました。
また、ポメラニアンはカットによって、見た目の印象はガラっと変わります。
それでは各カットを見ていきましょう。
柴犬カット
ポメラニアンのカットの中で、最も人気のあるのが柴犬カットです。
暑い時期のサマーカットとしても最も目にする機会も多いですね。
丸い目や耳が強調され、ポメラニアンの愛らしさが一段と引き立つカットで、時に豆柴のようにも見え、このカットをした子は「シバラニアン」や「ポメ柴」と呼ばれることも。
ただし、短くカットするため、近い将来、毛が伸びにくくなる可能性もあります。
体調や毛の状態を確認しながら、カット方法や頻度を調整してあげてください。
愛くるしいのは確かですが、カットの際は注意が必要であるというのも覚えておいてください。
タヌキカット
タヌキカットは柴犬カットよりもふっくらとやわらかい雰囲気になります。
顔や首の周りを柴犬カットよりも長くトリミングすることで、ふんわり感が出ます。
ポメラニアンにもマズルの長めのキツネ顔と短めのタヌキ顔の子がいますが、目が真ん丸のタヌキ顔の子におすすめのカットです。
もともとタヌキのようにも見えるポメラニアンが、よりタヌキらしく見えますね。
チャウチャウカット
あのずんぐりむっくりしたチャウチャウ風のカットです。
ぽっちゃり系の子でなければできないスタイルでもあります。
顔の丸さが強調されるスタイルなので、顔の周辺の毛の多さがポイント。
その多い毛をできるだけ長めに残すようにカットすると、より一層、丸いシルエットに仕上がります。
特にぽっちゃり丸顔の子がこのカットをすると、まさにチャウチャウのように見えます。
ポメラニアンはカットの必要がない?
これまでポメラニアンのカットについて紹介してきましたが、本来、ポメラニアンというのはカットの必要がないと言われています。
抜け毛が多いため、ある一定の長さ以上は伸びることがなく、生え変わり時期以外は成長しないので、短くカットをしてしまうと、元の状態に戻すまでにかなり長い時間がかかります。
この辺りはトイプードルとは全く逆ですね。
また、ポメラニアンの場合、カットを繰り返すうちに毛が伸びにくくなることがあります。
アンダーコートの部分が特にその傾向があり、単に毛が伸びにくくなるというだけではなく、サマーカットのように極端に短くした場合、ホルモンのバランスを崩すこともあります。
毛には暑い日差しから皮膚を守るという働きもありますから、脱毛症などの皮膚病にかかりやすくなる可能性があります。
極端に短いカットにするならば、直射日光を避けたり、昼間の散歩を避けるなどしなければなりません。
さいごに
愛犬だけのスタイルにしたいという気持ちは多くの飼い主が持っているかもしれませんが、度が過ぎると人間のエゴになりかねません。
ポメラニアンに限らず、カットによって可愛さを引き出すことが出来るのは事実ですが、できるだけ犬に負担のない程度にしたいものです。
特に短いスタイルにする際はリスクを負う可能性があるということは覚えておいてください。