あなたは中型犬と言えばどんな犬種を思い浮かべますか?
多くの方は柴犬やコーギー等がでてくるのではないでしょうか?
中型犬は小型犬と違い、沢山の運動量が必要とされることが多く、散歩が大変なイメージがあるかもしれませんが、小型犬とはまたひとつ違った楽しみがあります。
今回はそんな中型犬の日本国内での人気ランキングについて見ていきたいと思います。
目次
犬種・個体毎の個性が際立つ中型犬
中型犬の魅力はなんといっても個体が持つ個性。
犬種毎に特徴が異なるのはもちろんですが、中型犬というのは個体ごとに性格や身体的な部分に大きな違いがあります。
同じ犬種でも、あの子は穏やかなのに、別の子はすごいやんちゃなんてことが多く、そういった個性というのは飼い主にとって愛くるしいものですし、より愛情が芽生えるなんてこともよく耳にします。
一般的に小型犬と比べると寿命が短いとされていますが、犬種によっては大して差はありません。
※大型犬にもなってくると、さすがに短命な傾向にあるので、飼う犬種を選ぶ際の一つ考慮しておきたいところです。
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それでは、10位から順に犬種の特徴や体重、寿命、原産国も含めて紹介していきます。
中型犬の定義
体重が11~24Kgの犬種を中型犬としています。
10位 バセットハウンド
バセットハウンドとはビーグルの胴を長くし、更に足を短くしたような犬種です。
猟犬のなかでも1、2を争うほどの嗅覚の持ち主でもあります。
のんびりした穏やかな性格の子が多く、飼育が容易と思われがちですが、遺伝性疾患を発症しやすく、吠える声が大きいという部分も持ち合わせています。
かつてはマリリンモンローが飼育していたり、コロンボ刑事に登場していた犬種としても知られ、ブサカワイイという言葉がよく似合います。
関連記事:垂れ耳と胴長短足のバセットハウンドの飼育方法~性格、寿命、大きさ、価格は?
9位 甲斐犬
甲斐犬といえば、原産国は日本ですが、実はさらに詳しくすると山梨県(甲斐地方)になります。
産地での厳しい狩猟を行ってきた犬種のため、大変筋肉質で、独特の飛節をもっています。
チャウチャウや北海道犬や琉球犬と同じで、舌斑という特徴を持っています。
性格は気難しく、服従訓練はしっかり行う必要がありますが、飼い主にはかなり従順で、近年では甲斐犬の魅力にどっぷりハマる方が増えている傾向。
中型犬の中では比較的、寿命が長いとされています。
8位 ウィペット
体重 11~13Kg 原産国 イングランド
寿命:12~15歳
あまり聞きなれない名前かもしれませんが、実は最近人気が急上昇している犬種の一つ。
イタリアングレーハウンドより少し大きくした体型で、元々、臭いが少なく、マンションで飼われる方も多いですが、運動量はしっかりと確保してあげたいところです。
骨が細いので、骨折には細心の注意が必要になります。
非常に足が速い犬種で競技犬として活躍する個体が非常に多く、トップスピードは80Kg/時を超えると言われるほど。
関連記事:ウィペットの飼育は運動量確保がポイント!性格、寿命、大きさは?
7位 イングリッシュ・コッカー・スパニエル
イングリッシュ・コッカー・スパニエルは後にでてくるアメリカンコッカースパニエルの祖先ですが、決定的な違いは、少し尖った頭部と長いマズル。
立派な猟犬ですので、毎日の散歩で十分な運動量を確保してあげる必要があります。
社交的で飼い主やその家族に大変従順ともいわれています。
関連記事:イングリッシュ・コッカー・スパニエルってどんな犬?歴史、性格、大きさ、仔犬の値段は?
6位 アメリカンコッカースパニエル
ディズニーの「わんわん物語」の主役の犬でもあるアメリカンコッカースパニエル。
日本にはメイフラワー号で移民とともに来たことが有名ですね。
性格は非常に明るいと言われ、本当に何事に対しても前向きに受けとめる性格が特徴的。
大変おとなしく、子供から高齢者まで飼育しやすいといわれていますが、鳥狩りの猟犬のため、運動量は確保してあげる必要があります。
また、1ヶ月に1~2回程度のトリミングや毎日のブラッシングは欠かせません。
5位 ボーダーコリー
体重 14~20Kg 原産国 イングランド、スコットランドの境
寿命:12~15歳
世界中に存在する全犬種の中で、トップクラスの知能を持つのがボーダーコリー。
もともと、トナカイ狩りの牧羊犬がボーダーコリーの祖先ではないかと言われ、運動能力、訓練能力が高く、さまざまな競技会で活躍しています。
一緒に、運動をしたいと考えている方には、最高のパートナーになるのではないでしょうか?
ロングコートなので、毎日のブラッシングは必須です。
関連記事:抜群の運動能力のボーダーコリーってどんな犬?性格、被毛、大きさは?
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4位 ビーグル
ビーグルは嗅覚ハウンドの一種で、ウサギ狩りとして古くから狩りに用いられてきました。
最大の魅力は、他犬に対して大変友好的で、先住犬との相性も良いという点なのですが、これは集団で狩りをしてきたからではないかと言われ、この性格は現在のビーグルに引き継がれています。
また、人にも非常に友好的で、子どもたちの遊び相手にもなってくれます。
スヌーピーのモデル犬とされています。
あまり知られていませんが、体の割には吠える声が大きいです。
大変食欲旺盛な犬種なので食事管理、さらに耳が垂れているので外耳炎には注意が必要です。
関連記事:ビーグルってどんな性格?被毛、大きさ、寿命は?無駄吠えはある?
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3位 シェルティ
体重 11Kg前後 原産国 スコットランド
寿命:12~13歳
正式な名前は「シェトランドシープドッグ」
もともと羊の面倒をみる牧羊犬で、外見はコリーによく似ています。
家畜の面倒を見ていた性質上、よく吠える犬種ですが、性格は大変温厚で飼い主に従順です。
毎日の運動とブラッシングは必要で、トイプードル同様、月に1度はトリミングが必要です。
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2位 コーギー
寿命:12~14歳
この場合はカーディガンではなく「ウェルシュ・コーギー・ペンブローグ」のことを指します。
短足胴長体型の犬種で、エリザベス女王が愛した犬種としても有名。
元々は牧羊犬なので、運動量はかなり必要。
毛質はダブルコートで抜け毛が多く、毎日のブラッシングは必要不可欠。
カーディガンと比べ、興奮すると落ち着きがない傾向がある。
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1位 柴犬
寿命:12~15歳
日本犬はわが国日本の天然記念物で、なかでも柴犬は近年、さらなる人気がでてきており、小型犬のトイプードルと双璧の人気を誇ります。
飼い主やその家族には忠実ですが、他人には警戒する子が多いという特性から、番犬に大変適している犬種としても知られています。
カラーも、胡麻、白、赤等があるので、気に入った色の柴犬を探すのも面白いです。
古くは室外で飼われることが多かったですが、近年は室内で飼われることが多くなってきました。
元々は小動物を狩る猟犬なので、散歩時間は多めに確保してあげたいところです。
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最後に
中型犬は小型犬と比べると、どうしても飼いにくいという印象を持ちがちですが、実際はそう大変なことはありません。
(強いて言うと、散歩の時間、食べる量でしょうか)
ここ10年で登録された頭数は右肩上がりで増え続け、公園などで散歩している子も多く見かけるようになりました。
中型犬の購入を検討しているのならば、是非とも参考にしてみてください。
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