オーストラリアン・ラブラドゥードル

オーストラリアン・ラブラドゥードルってどんな犬種?性格、寿命、子犬の価格と購入方法

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オーストラリアン・ラブラドゥードルとはラブラドール・レトリーバーとプードルを組み合わせた比較的、新しい犬種です。

ラブラドールレトリーバーの賢さや従順さと、抜け毛が少なくアレルギー反応が現われにくいプードルの特性が存分に引き継がれており、近年、人気が出つつあります。

なお、定義としては雑種ですが、日本オーストラリアン・ラブラドゥ―ドル協会によって血統が明確にされている現在は完全な雑種というのとは少し違うように感じます。(これは似た犬種であるゴールデンドゥードルにも同じことが言えます)

関連記事:ゴールデンドゥードルってどんな犬種?性格としつけ方法。購入はブリーダーから!

なお、交配は厳しく、日本国内の主なブリーダー活動はニチイという会社が運営する団体でしか行われておりません。
※詳しくは購入方法の項目をご覧ください。

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オーストラリアン・ラブラドゥードルの性格

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オーストラリアン・ラブラドゥードルの性格は基本的に温厚で社交的です。

個体によって多少の違いこそありますが、愛情を持って向き合えば、すぐに打ち解けてフレンドリーに接してくれます。

プードル、ラブラドールレトリーバーの賢さがしっかりと受け継がれており、基本的にしつけもしやすく、言うことを聞いてくれなくて困るようなこともありません。

関連記事:ラブラドール・レトリーバーはどんな性格?しつけや飼う際の注意点

関連記事:ラブラドールレトリーバーはなぜ飼育しやすい?気を付けたい病気、寿命、子犬の価格は?

ただし、その賢さ故、家庭内で序列をつける傾向があります。

特にお子さんや自分より後にやってきた犬に対しては強い態度を取ることもあり、トラブル事例として最も多くあります。

家庭に迎えいれてすぐの段階でお子さんによって、「お手」や「おすわり」をさせることでトラブルを回避することができます。

オーストラリアン・ラブラドゥードルの被毛

被毛の色は8種類とバリエーションに富んでいます。

ブラック、シルバー、クリーム、ゴールド、アプリコット、レッド、カフェ、ブラウンが一般的で、他にも身体全体の50%が白のアブストラクト、毛の先端に黒いものが見られるセーブル、縞模様のブリンドルといった被毛の個体も存在します。

同一犬種でここまでバリエーションがあるのは非常に珍しく、この辺りはMIX犬ならではの特徴でもあります。

比較的、新しい犬種もカラーが豊富な印象があります。

基本的に短めでカールしていますが、中にはプードルの特性をそのまま引き継いだかのような巻き毛の長い被毛を持つ個体もいます。

※カラーだけでなく、毛質も個体差が大きい犬であると言えます。

抜け毛の少なさ

抜け毛の少なさはプードルの特性が引き継がれていますが、同様に、定期的なトリミングと日々の手入れが必須となっています。

抜け毛の量も個体ごとで差はありますが、全体的に少ない犬種であることには違いありません。

また、抜け毛の少なさ故、犬アレルギーを持つ方でも飼育できると評されることがありますが、あくまで抜け毛というのはアレルギーの原因の一つに過ぎません。

抜け毛以外にも、犬の唾液やフケが原因によって発症されることもあるので、抜け毛が少ないオーストラリアンラブラドゥードルだからといってアレルギーが出ないという保証はありません。

関連記事::犬アレルギーの3つの症状!原因と対策とは?実際に飼える?

オーストラリアン・ラブラドゥードルの身体の大きさ

身体の大きさは3つのサイズに分類され、それぞれは本場のオーストラリアン・ラブラドゥードル協会によって決められています。

他の犬種と同じく、いずれも雄の方が大きくなっています。

中型~大型犬が人気の欧米諸国では最も大きなスタンダードサイズが人気ですが、日本国内では飼いやすさからミニチュアが主流となっています。

スタンダード

プードル同様、最も大きいサイズはスタンダードとされ、大型犬に該当します。

体高:53~63cm
体重:23~30kg

ミディアム

大きな個体になるとボーダーコリーと同程度の大きさになります。

体高:43~52cm
体重:13~20kg

ミニチュア

ミニチュアとされていますが、あくまでミディアム等に比べて小さいというだけで、多くが10kgを超える中型犬に分類されています。

日本で飼育されているのはこちらのサイズが一般的です。

最も身体が小さいだけあって、寿命も比較的長くなる傾向があります。

体高:35~42cm
体重:7~13kg

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寿命の長さ

寿命は10~12年ほど。

前述のように、身体が小さくなるにつれて寿命は長い傾向があり、この辺りは他の犬種と変わりありません。

最も大きなスタンダードサイズの場合、下記でも書かれている通り、最初の2年こそ小型犬、中型犬と比べると緩やかに成長していきますが、4、5歳ぐらいになってくると、成長スピードは格段に大きくなります。

関連記事::人間の4~7倍!犬の年齢と計算方法

5歳で人間に換算すると40歳、10歳にもなると66歳相当になります。

また、オーストラリアン・ラブラドゥードルが誕生したのは1980年代。

愛玩犬として生み出されてから日が浅いですし、なおかつ、希少な犬種で個体数が少ないことも手伝って、病気や症状に対する対処法が確立されていないという現実があります。

2020年以降は改善傾向にありますが、もしものトラブルの時に医者でさえも分からない事があるというのが現状です。

そういった意味では犬の飼育に慣れている方向けの犬種であるともいえます。

アレルギーフレンドリー

冒頭でも紹介した通り、オーストラリアン・ラブラドゥードルは犬アレルギーを持つ人のために生み出されたこともあって、数ある犬種の中でもアレルギーフレンドリーとして知られています。

アレルギー症状が出る大きな原因の一つである抜け毛が少なく、他の犬種でアレルギー反応が出たにも関わらず、この犬種では大丈夫だったという症例も少なくありません。

ただ、これはあくまで抜け毛が原因の方であって、それ以外の唾液やフケが原因だと飼育は困難になります。

オーストラリアン・ラブラドゥードルの購入方法

オーストラリアン・ラブラドゥードルの購入するにはブリーダーであったり、展示販売がメインになります。

最も有名なのはニチイグループが定期的に開催される展示販売。
千葉県のレイクウッズガーデンで行われています。

ここでは購入前の段階でブリーダーから様々な情報を貰うことができます。

専門的な話を聞くことが出来ますし、購入後もしつけや飼っていく上での情報やフォローを受けることが出来ます。

マッチングサイトで購入

また、近年はニチイが運営するオーストラリアンラブラドゥードル専門のマッチングサイトというものが存在しています。

ただ、生まれてくる個体に対して購入希望者の数が大きく上回っているため、基本的に抽選という形を取っています。

倍率はかなり高いですが、希望される方は一度チェックされてみてはいかがでしょうか。

子犬の価格

価格はおおよそ35~45万円ほどと、希少犬種らしく高額です。

なお、原産国のオーストラリアにも信頼性が高い団体がいくつも存在しますが、英語が必須になりますし、何よりも金額はさらに割高になります。

まとめ

以上がオーストラリアン・ラブラドゥードルの特徴になります。

賢く、穏やかな性格、さらにはしつけもしやすい事もあって、飼う上で非常に魅力的な犬種でもあります。

愛玩犬としての歴史が少なく、専門家であっても飼育のノウハウや疾病に関して分からないことがありますが、それでも魅力溢れる犬であることには変わりありません。

アレルギーがあるけれど、どうしても犬が欲しいという場合は是非とも検討していただきたい犬種の一つでもあります。

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