コーイケルホンディエ

コーイケルホンディエってどんな犬種?性格、子犬の価格と注意すべき近親交配

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コーイケルホンディエとは一体どんな犬なのでしょうか。

犬種が多様化する昨今、聞き覚えのない犬というのは必ずと言っていいほど存在するものですが、それらの中でも特に珍しいとされ、多くの人が存在すら知りません。

コーイケルホンディエに興味があって、当ホームページにたどり着いたというあなたも、知らない部分は沢山あるはず。
購入を検討しているのならば是非とも参考にしてみてください。

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希少犬種、コーイケルホンディエってどんな犬?

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コーイケルホンディエはオランダ原産の希少犬種。

ボリュームがある飾り毛がある垂れ耳と、同じく垂れた尾が最大の特徴で、この部分を見るだけでコーイケルホンディエと把握できるほど。

被毛は基本的に直毛だが、軽くウェーブして長め。
耳や尾だけでなく、脚や腹にも豊富な飾り毛がある。

日本ではとにかくマイナーですが、コーイケルホンディエの歴史は古く、16世紀からカモ猟で活躍していました。
珍しさという面では世界的なもので、ほとんどがオランダ国内で飼育されている。

なお、第二次世界大戦が終了する頃には世界で5頭しか生存していないという、絶滅寸前の状態だったのですが、愛好家の努力もあって、危機を脱し、今や日本でも飼われるようになるほど。

以後は徐々に増え続け、初めて日本に輸入された1999年以降、僅かながらも存在している。

ジャパンケネルクラブの登録頭数

珍しい犬ですが、日本国内においては少しずつ増加傾向にあり、1年あたり100頭前後増え続けています。

1999年:6頭
2007年:132
2008年:87
2009年:115
2010年:96
2011年:85
2012年:112
2013年:80

海外だと特にアメリカで増加傾向にあります。

近親繁殖には要注意

登録頭数が少ないが故に起こってしまうのが近親繁殖です。

ご存じの通り、雑種やミックス犬ではなく、正式な犬種の子を産出するには同じ犬種同士をかけあわせる必要があります。

毎年、100頭ほどが生まれているのですが、国内にコーイケルホンディエのブリーダーというのは極端に少なく、限られたブリーダーによって複数の個体が生み出されているという背景があります。

こういった場合、近親交配になってしまうリスクが伴います。

この辺りの問題は完全にブリーダー次第ですが、こうしたリスクを回避するためにも、しっかりとした所から購入するようにしてください。

近親交配による遺伝性疾患

近親交配で真っ先に気を付けたいのが遺伝性疾患です。

遺伝性疾患とは遺伝だけが原因となる病気のこと。
一般的に近縁同士を掛け合わせて血が濃くなると発症しやすくなります。

近親交配によって生まれた子が必ず病気にかかるわけではありませんが、終身、その可能性を持ち、病気そのものに対する抵抗力も低い。

遺伝性疾患にもいくつもの病気があり、犬種によって発症しやすい病気は異なります。

コーイケルホンディという犬種は前述の通り、ブリーダー、頭数が極端に少なく、親同士の遺伝子の繋がりが0ではないことが十分に起こりうるのです。

関連記事:犬が気を付けたい遺伝性疾患。命の危険性と症状。なぜ日本で多い?

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コーイケルホンディエの性格

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コーイケルホンディエはほぼ例外なく、穏やかでフレンドリーな性格の持ち主。
多頭飼いも可能ですし、子供とも仲良くやっていくことができます。

自立心もほとんどなく従順で、しつけもしやすい犬種でもあります。

性格は個体ごとに違いがあるため、一概に言えない部分がりますが、テリア種のような頑固さ、気難しさというのもほとんど見られません。

身体の大きさ

体高:35~40cm
体重:7~15kg

体高と体長がほぼ同じでバランスのとれた体型。
体重でいうと、小型犬と中型犬の間に相当するのですが、主に中型犬に分類されることが多くなっている。

なお、雄と雌の間で体格差はほとんどありません。

ブリーダーから購入

購入する際はブリーダーからになります。
とにかく珍しい犬種なので、ペットショップにいることはまずありません。

周辺で飼っている人もほとんどいないでしょうし、情報も決して多くありませんので、コーイケルホンディエがどういった犬なのか知りたい時は事前にブリーダーに予約し、実際に見せてもらったり、専門的な知識を貰うようにしてください。

子犬の価格

コーイケルホンディエの子犬の価格はおよそ30万~40万円。稀に50万円近くになる子も。

珍しい犬種ということもあって、かなり高額で、大半の子犬が上記の価格の範囲内となっています。

ただ、子犬に状態によって価格は変わり、例えば、顔の柄が左右非対称であったり、尻尾が短い場合、価格は低くなります。
登録頭数が増えて以降、販売される値段に大きな変動はありません。

まとめ

メジャーな犬種だから良い、マイナーだから悪いというのは少なくとも犬には当てはまりません。

知られていない犬種であるのは事実ですが、温厚で友好的で飼いやすい性格、特徴的な耳と尻尾等、コーイケルホンディエならではの魅力はいくつもあります。

決して安価とは言えませんが、それに見合う犬でもあるので、機会があればブリーダーの元へ見学しに行ってみてください。

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