イタリアングレーハウンド ウィペット

イタリアングレイハウンドとウィペットの違いとは?見分け方はある?

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細みの犬の代表格でもあるイタリアングレイハウンドとウィペット。

どちらも魅力的で特徴もたくさんある犬なのですが、日本では見る機会が少ないこともあって、違いが分からない方も多いのではないでしょうか。

ということで、今回はイタリアングレイハウンドとウィペットの違い、見分け方について紹介したいと思います。

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上記の画像の犬はイタリアングレイハウンド、もしくはウィペットのどちらでしょうか?
分からないというあなたには是非ともご覧になっていただきたい内容となっています。

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イタリアングレイハウンドとウィペットの特徴

イタリアングレイハウンドとウィペットの見た目はよく似ています。

しかしそのルーツや特徴には異なる点はいくつかあるので、まずはそれぞれの特徴についてしっかりと見てみましょう。
先にどんな犬種なのかを把握しておくことで、細かな違いについてもわかりやすくなります。

イタリアングレイハウンドの特徴

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イタリアングレイハウンドは、その名の通りイタリアで誕生した犬種です。

その歴史は古く、一説では2000年以上前にはすでに誕生していたとも言われるほど。
細身で流線型の美しい体が特徴的で、体高は32~38cm、体重は2.7kg~5kgと体高の割に体重が軽いのもイタリアングレイハウンドの特徴の一つ。

産地によって「ヨーロピアンタイプ」と「アメリカタイプ」の2種類があり、姿勢や立ち姿などに若干の違いがあります。

シングルコートの短毛種で、毛色はブラック、グレー、レッド、ブルー、フォーンなど。
脚力がとても優れており、元々は狩猟犬として活躍していました。

元々は暖かい地域で生まれた犬種であるため、暑さには強いですが寒さには弱いところがあります。

関連記事:細みの小型犬、イタリアングレーハウンド(イタグレ)の被毛の特徴と性格~寿命、子犬の価格は?

ウィペットの特徴

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ウィペットはイギリス生まれの犬種で、体高44~56cm、体重7~14kgの中型犬。
筋肉質で引き締まった体は走るのにとても適しており、トップスピードは時速50kmとも言われています。

短毛種で毛色のバリエーションが多く、ブラック、ブルー、レッド、フォーン、ブリンドル、またそれらの掛け合わせなど多種多様。
元々はウサギなどを狩る狩猟犬として誕生したため、飼い主や家族に対してはとても従順です。

基本的には賢く温厚でしつけもしやすい犬種ですが、やはり狩猟犬の血を引いているため、時には自分より小さいものを追いかけてしまうことも。

ウィペットは寒さ・暑さが苦手な犬種なので、寒さ対策や暑さ対策は必要です。
また運動量も多いので、1日に30分~1時間は散歩の時間をとるのが望ましいでしょう。

関連記事:ウィペットの飼育は運動量確保がポイント!性格、寿命、大きさは?

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イタリアングレイハウンドとウィペットの違い、見分け方は?

イタリアングレイハウンドとウィペットには、見てわかる違いがいくつかあります。

・大きさ
・耳
・後ろ足の筋肉のつきかた
・額の形

はじめは両者を並べて見比べないと分かりづらいかもしれませんが、慣れれば単体で見てもどちらの犬種なのか判別できるようになるはずです。

それではそれぞれの違いについて、ひとつずつ見ていきましょう。

違い、見分け方1 大きさ

見た目がよく似ているイタリアングレイハウンドとウィペットですが、見分けるポイントの一つに大きさがあります。

ウィペットは体重7~14kgほどの中型犬なのに対し、イタリアングレイハウンドは体重5kg前後の小型犬で、大きくても10kgを超えることはないとされています。

体高にはそこまで大きな差はありませんが、ウィペットのほうが筋肉質ということもあり、体重を基準にすると差がありますね。
大雑把な基準としては、大きめでがっしりしているのがウィペット、小さめでスラッとしているのがイタリアングレイハウンドということになります。

もちろん大きさには個体差があるので、「小さめのウィペットと大きめのイタリアングレイハウンド」の場合は、大きさで見分けるのが難くなります。

違い、見分け方2 耳

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※ウィペットの検証画像

どちらも基本的には垂れ耳の犬種ですが、耳の垂れ方をよく観察すると、その違いを見分けることができます。

上記画像のようにウィペットの場合、耳は前方に折れていて、耳の中が見えにくくなっているのが特徴。

それに対してイタリアングレイハウンドは、ウィペットに比べて横に折れるような(水平に向いた)形になっており、耳の中が見えます。

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※イタリアングレイハウンドの検証画像

このように横に折れるような形の耳は「ローズイヤー」と呼ばれており、イタリアングレイハウンドとウィペットを見分ける特徴の一つです。

ただし成長や個体差によって耳の形が異なることも多いので、あくまでも一つの目安とするのがいいでしょう。

違い、見分け方3 後ろ足の筋肉のつきかた

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※ウィペットの検証画像

これも個体差があるということが大前提ですが、ウィペットのほうが後ろ足の筋肉が発達しています。

先にも述べましたが、ウィペットはイタリアングレイハウンドに比べて体重が重く筋肉質。
その筋肉の違いが最もよく分かるのが、後ろ足の筋肉でもあります。

筋肉のつきかたの差は走り方の差にもつながっており、ウィペットが直線的な走りが得意なのに対して、イタリアングレイハウンドは小回りを効かせた走り方が得意という違いがあります。

違い、見分け方4 額の形

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※イタグレの検証画像

イタリアングレイハウンドとウィペットの違いは、額の形にも表れています。

どちらも面長でスラッとした顔をしていますが、ウィペットは額の中央が少し凹んでいるのが特徴。

イタリアングレイハウンドはウィペットよりもフラットな額の形をしているので、顔の印象も違って見えます。
ウィペットは少々強面の印象を与えるのに対し、イタリアングレイハウンドは比較的優しい顔つきだと感じる人が多いでしょう。

性格にはどこまで違いがある?

外見については違いはいくつもあるイタリアングレイハウンドとウィペットですが、性格という部分においては、どこまで違いがあるのでしょうか?

まとめ

イタリアングレイハウンドとウィペットの見分け方はいくつかありますが、どこか一点だけを見て確実に見分けられるというケースは少ないかと思います。

そういった時は、ここで紹介した見分け方を総合的に見て判断してください。

それさえできれば、単体で見てもどちらがイタリアングレイハウンドなのか、ウィペットなのか、すぐに見分けられるようになるでしょう。

ただ、どちらの犬種を飼おうか迷っているという場合には、細かな見た目の違いよりも内面的な部分で判断した方がいいかもしれません。

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