病気 大型犬 ゴールデンドゥードル

ゴールデンドゥードルがかかりやすい3つの病気と寿命の長さ

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プードルとゴールデンレトリーバーをかけあわせた犬、ゴールデンドゥードルが気を付けるべき病気は何なのでしょうか?

愛犬が病気にならず、寿命をまっとうしてもらいたい、少しでも長く一緒に暮らしたいと思うのは全てのオーナーに共通している部分です。

そのためには愛犬がかかりやすい病気、症状を把握し、少しでもおかしいなと感じた時に病院で診てもらうのが重要になってきます。

人間同様、犬の病気も早期発見が望ましいのは言うまでもありません。
あなたがゴールデンドゥードルを飼っている、これから飼う、少しでも興味があるならば、是非とも目を通してください。

ゴールデンドゥードルの性格や特徴といった基本的な部分に関しては下記で紹介しています。

関連:ゴールデンドゥードルってどんな犬種?性格としつけ方法。購入はブリーダーから!

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ゴールデンドゥードルがかかりやすい病気とは?

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ゴールデンドゥードルがかかりやすい病気は股関節形成不全、進行性網膜萎縮症、フォンウィルブランド病とされています。

それぞれの病気に関する詳細は下記で紹介していきますが、特に気を付けるべきはフォンウィルブランド病
命に関わる病気なので、症状やどういった時に発症するかは覚えておいてください。

不安な方は遺伝子検査を行い、キャリアを持っているかどうかを確認するのも良いのではないかと思います。

股関節形成不全(CHD)

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犬の股関節形成不全とは太もも部分の骨と骨盤の間、股関節の形状が正常でない状態のこと。

本来、大型犬で発症しやすく、中でもゴールデンドゥードルの親犬であるゴールデン・レトリーバーでよく見られる。

基本的に先天的なものですが、そこに食事を与えすぎることによる肥満や運動不足といった後天的要素が絡んできます。

成長段階の異常とされ、生後5ヶ月から1歳半の間で発症。間もなく痛みを訴えているようになります。

股関節形成不全の症状

股関節形成不全の症状は顕著に現れます。

痛みを伴うため、愛犬への負担・ストレスは決して小さくありません。
もしも普段の生活で下記のような症状が見られた時は獣医師に相談してください。

・歩行時に腰が左右に振られている

・スキップのような仕草

・走ることを嫌がる

・座り方がおかしい(後ろ足を上手にたためず、横にはみだしているような、だらしないような形)

中でも一番上の症状が出た際は特に疑うべき状態でもあるので注意が必要。

進行性網膜萎縮症(PRA)

進行性網膜萎縮症とは網膜の光を受容する箇所に異常をきたす病気。

初期のうちはなかなか判別できず、飼い主が異常に感じた時は既に進行していることも少なくありません。

進行性で、徐々に悪化していき、最終的に多くの個体が失明してしまいます。
現時点で治療法はおろか、進行を遅らせる術もありません。

幸いにも痛みはなく、進行も比較的ゆっくり進むので飼い主として対策は立てやすい。

少しでもストレスを減らせるよう、室内の物の配置を変えず、可能な限り部屋を明るくするという対策が取られています。

進行性網膜萎縮症の症状

夜や暗い場所で目が見えにくくなり、物につまづいたり、壁に当たってしまいます。

不安そうな表情を見せ、動作は緩慢に。
最初は夜間だけであるが、進行すると、日中の明るい場所でも同じような行動を取るようになります。

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フォンウィルブランド病(vWD)

フォンウィルブランド病(vWD)とは出血性疾患で、怪我等で出血した際に止血機能に影響を及ぼすフォンビルブランド因子が異常をきたす病気。

言ってみれば、止血機能が上手く働かず、出血の量が異常に多くなるというもの。

命に関わるので、ゴールデンドゥードルがかかりやすいとされている病気の中でも特に注意が必要。

遺伝性の疾患で、元々はスタンダードプードルが掛かりやすく、その子供でもあるゴールデンドゥードルも引き継いでいます。

フォンウィルブランド病の症状

症状が出るのはやはり出血した時。

抜歯、出産時の出血が通常では考えられないような量になり、最悪の場合、死に至ります。

上記のような状況になる場合は前もって獣医師にフォンウィルブランド病の疑いがあるというのを伝えておいてください。

なお、このフォンウィルブランド病は遺伝子検査によって「発症率が高いor低い」という形で確認できます。
遺伝性の病気なので、繁殖、交配させる際は、よく考えた上で行ってください。

ゴールデンドゥードルの寿命の長さ

寿命の長さはおおよそ11~14年。

親犬が共に大型犬であるため、小型犬や一部の中型犬と比べると少々、短めになっている。
それでも以前に比べると、長生きするようになり、中には15年生きた個体もいるほど。

いかに寿命を延ばし、長生きしてもらうかは飼い主によりけり。

人間の食べ物をあげたり、散歩を怠るのは以ての外。

老犬にさしかかり、少しでも様子がおかしいと感じた時に適切な行動が取れるか?
獣医に愛犬の症状をしっかりと伝えられるか?

そのためにも、かかりやすい病気を頭に入れておくというのは決して無駄なことではありません。

まとめ

以上がゴールデンドゥードルで注意すべき病気になります。

こういった病気等の情報からは目を背けたくなる気持ちは痛いほど分かりますが、愛犬のストレスを減らしたり、早期発見に繋げるためにも、病気の実態を知っておき、おかしいなと感じた時は迅速に動けるようにしておいてください。

もしもの時の適切な行動が、愛犬と過ごす時間を延ばしてくれるというのは、もはや言うまでもありません。

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