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飼いにくい猫ランキングTOP5!初心者、一人暮らしは飼いにくい?


「猫を飼いたい!だけど、飼いにくい子は嫌だな」

このように考えてしまうのは当然のことです。

特に猫に関する知識がない初心者さんや初めて猫を飼う人にとっては自分の好みの猫よりも飼いやすい猫を選んだ方が結果的に幸せになれることが多かったりもします。

今回は、そういった方向けに、飼いにくい猫の特徴に触れつつ、実際に飼育が難しいとされている猫の種類を紹介していきたいと思います。

ポイント

初めて猫を飼う
飼育に自信がない
一人暮らし
マンションに住んでいる

上記の一つでも当てはまる方は、こちらの記事で紹介している猫は避けておいた方がいいかもしれません。

追記:
飼育が不安な方はこちらの記事で紹介している、「飼いやすい猫」の中から選んでみてください。

関連記事:飼いやすい猫とはどんな猫?初心者、一人暮らし、マンション住まいにオススメの種類はこれ!

飼いにくい猫の特徴


飼いにくい猫といっても様々ですが、一般的に、このような猫は飼育が難しいとされています。

飼いにくい猫の条件

・気性が荒い
・神経質
・活発(運動量が多い)
・長毛種(日頃のケアが必須・抜け毛が多い)

いかにもな内容が並んでいますが、中でも飼いにくさに直結しているのは、「気性が荒い」、「神経質」、「活発(運動量が多い)」といった性質に関する部分になります。

以下で飼いにくい猫をランキング形式で紹介していますが、いずれの猫種も、この性質面がネックとなっています。

一方、飼いやすい猫に関しては、この反対で、ランクインしているほぼ全ての猫種は大人しい性格で、さらには自立しているという特徴を持っています。

関連記事:飼いやすい猫の種類ランキング~初心者、一人暮らしでも飼えます
中でも上位の1~3位の猫種は特に顕著で、穏やかな性質ゆえに飼育の負担は軽くなります。
飼いやすさと強く結びついているというのが伺えますね。

関連記事:大人しい猫種5選~購入前の見分け方、チェックしたいポイントは4つ
また、「活発=飼いにくい」というのは、いまいちピンと来ないかもしれませんが、こういった猫は運動量が不足したり、ストレスが溜まると、イタズラなどの問題行動を起こすことがあります。

ご存じの通り、猫は犬のように散歩に行くというよりも、家の中の運動で発散させることになるのですが、留守中はイタズラ、在宅中は常に忙しなかったりと、日常的に飼いにくさを感じることがあります。

そして、一番下の長毛種の猫は、抜け毛が多かったり、ブラッシングなどの日常的なケアにかける時間が増えます。

これについては、人によっては苦にならないかもしれませんが、面倒臭がりな方や留守にする時間が長い方は避けておいた方が無難かもしれません。

猫というのは毛づくろいの過程で被毛を飲み込んでしまうのですが、抜け毛が多い種になってくると、毛球症になる等、様々なリスクが生じます。

ケアに労を惜しまないのならば大した問題ではありませんが、逆に面倒臭がりな方にとっては大きな負担になるでしょう。

それでは飼いにくい猫の種類をランキング形式で見ていきましょう。

大きな猫も飼いにくいという話もよく聞かれますが、運動量が多くない猫に関しては、そこまで差はありません。飼育にお金がかかったり、居住スペースが必要という面では確かにマイナスですが、多くの大型種に共通している温厚な性格と鳴き声の小ささは、飼いやすさという意味で大いにプラスとなります。

関連記事:大型の猫の魅力と代表種を紹介します~飼育は本当に難しい?

5位 ソマリ


ソマリは、光の加減で輝く美しい被毛と、「鈴を転がしたような声」とよばれる澄んだ鳴き声が特徴です。
猫の中では体が小さく、犬のように人懐っこい性格をしています。

しかし、甘えん坊のソマリは、寂しさを感じると、ストレスを抱えやすくなります。

感受性豊かで少し神経質な一面もあるため、大きな音や環境の変化が苦手です。
そのため、引っ越しの多いご家庭や、道路沿いのアパートなどでの飼育は難しくなります。

前述のように美しい被毛の持ち主ですが、毛質は非常に柔らかく、定期的なブラッシングを必要とします。
ブラッシングを怠ると、ソマリ自身が毛づくろいを行い、毛玉を吐き出す原因となるため注意が必要です。

また、豊富な被毛を持つソマリは気温の変化が苦手なため、エアコンなどで室温を快適に保つ必要があります。

ソマリ自身が心地のいい気温の場所を選んでくつろげるよう、狭い場所での飼育やゲージでのお留守番は不向きです。

関連記事:ソマリはアビシニアンの長毛種~飼いにくい3つの理由、性格、被毛の種類と特徴

4位 スフィンクス


スフィンクスは、「ヘアレスキャット」と呼ばれ、被毛がなく短い産毛のみの身体が特徴です。
その身体は皮脂が多く、触るとしっとりとした感触をしているのですが、日ごろから身体のケアにとても気を付けなければいけません。

皮脂が多いので身体が汚れやすく、耳の中や足の指などの細かい場所まで確認しながら、週に1回はお手入れが必要です。

また、被毛で温度調節をできないスフィンクスは暑さや気温の変化、紫外線にも注意しなければいけません
日ごろから、こまめな室温管理や猫用の日焼け止めを使用するなど、はじめて猫を飼う方には少し難しいケアが必要となります。

性格はとても好奇心旺盛で遊ぶことが大好きですが、被毛がないせいで他の猫とじゃれあった際にケガをしてしまうことが多くなります。

多頭飼いの方や他のペットを飼っている方にはおすすめできません。

3位 ベンガル


ベンガルは野性味あふれる見た目が特徴ですが、それとは裏腹に温厚で甘えん坊な性格をしています。
活発で人に遊んでもらうことがとても好きな猫です。

その性格から、常に遊びを求め飼い主さんの背中に飛びついたり、家の中を走り回ったりと、その運動量を満足させてあげられる生活環境が必要となります。

狭い室内や、ゲージでの飼育は難しいといえます。

また、気性が荒く、遊んでいる中でうなり声をあげたり、じゃれあいからついつい本気になってしまう子が多くいるため、飼い主さんのケガにも注意をしなければいけません。

神経質な一面もあり、環境の変化や、飼い主とのコミュニケーション不足などからストレスを感じやすく、解消されないと脱毛などの皮膚疾患や、膀胱炎などの病気になりやすい傾向があります。

たっぷり遊べる居住スペースを確保できる方、猫のストレスを上手に解消ができる上級者向けの猫といえるでしょう。

2位 アビシニアン


アビシニアンは「美しい猫」の代表としてあげられ、エジプトの壁画にも描かれている有名な猫です。
家猫として最も古い歴史をもち、人と長く生活を共にしてきました。

飼い主さんにべったりな性格のアビシニアンは、後ろをついてまわるなど、コミュニーションを取ることに幸せを感じるタイプの猫です。
そのため、留守番が多いとストレスを感じ、猫との時間を多く確保できる方でないと飼育は難しいといえます。

また、甘えん坊ではありますが、甘える姿を見せたがらず必ず一匹ずつ飼い主さんに甘える習性があります。
加えて、嫉妬深い性格をしているので、多頭飼いには向きません。

筋肉質で俊敏な体つきは運動量を必要とし、部屋の中で活発に動き回ったり、高いところから勢いよく飛び降りたりと、普段から騒音対策を行わなければいけません。

マンションでの飼育は何かと苦労することになります。

猫の習性や性格を理解している経験者向けの猫といえるため、初めて猫を飼う方にはおすすめできません。

関連記事:古い歴史を持つアビシニアンは飼育が難しい?性格、被毛の種類は?

1位 シャム猫


すらっとしたしなやかな体つきと、美しいサファイアブルーの瞳が特徴なシャム猫は、自己主張が強く、飼い主に対しても、よく鳴く猫として知られています。

鳴き声も大きく、特に繁殖時のオスの鳴き声は、マンションや集合住宅などで騒音の原因となります。

また、猫の中でもトップクラスの運動量を必要とするシャム猫は、広い飼育スペースを確保しなければならないですし、遊んでいる中でのケガにも注意しなければいけません。

一人で遊ぶより飼い主さんと遊ぶことを好み、飼い主以外に懐かない性格をしているため、留守番が苦手です。
繊細で寒さにも弱いため、快適な生活環境を保つためには温度管理も必要となります。

気難しくわがままなシャム猫は多頭飼いも難しく、猫との時間をしっかりと確保し、騒音対策などをきちんと行えるご家庭でないと、飼育は難しいでしょう。

関連記事:シャムは色変わりの猫~性格と被毛の種類、飼いにくい3つの理由

まとめ

飼いにくい猫の特徴は以下の4つになります。

飼いにくい猫の条件

・気性が荒い
・神経質
・活発(運動量が多い)
・長毛種(日頃のケアが必須・抜け毛が多い)

特に上から順に飼いにくさを感じ、性質面が占める部分が大きくなります。

そして、これらに当てはまる飼いにくい猫種は以下になります。

飼いにくい猫種


5位 ソマリ
4位 スフィンクス
3位 ベンガル
2位 アビシニアン
1位 シャム猫

いずれも個性的で魅力ある猫たちですが、性質面で難しい部分があります。

飼い主としても、いつも家にいるのは難しいですし、常に遊んであげられるわけではありません。

愛情があれば、何とかなると考える方も中にはいるかもしれませんが、少しでも飼育に不安があるのであれば、飼いやすい猫の中から選ぶのが良いかと思います。

関連記事:飼いやすい猫の種類ランキング~初心者、一人暮らしでも飼えます
初心者の方の猫選びのお役に立てれば嬉しいです。

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