その中でも小さいミニチュアダックスフンドはあらゆる犬種の中でも人気があり、アニメ、キャラクター、ブランドのイメージなどにも使われていることもあって馴染みが深い犬でもあります。
今回は、そんなミニチュアダックスフンドの歴史、被毛、性格、大きさ、寿命、病気、価格について紹介していきます。
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↓ミニチュアダックスフンドは何位?
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目次
ミニチュアダックスフンドってどんな犬?
ミニチュアダックスフンドは、とても陽気で元気いっぱいな犬です。
喜んだり怒ったり、寂しい顔をしたりと、表情も豊かで面白いです。
また、遊ぶことが大好きで好奇心旺盛なため、家族とのスキンシップやコミュニケーションもとても大切にしています。
ミニチュアダックスフンドはドイツ原産の犬で、元々は穴熊の狩りをしていたという歴史を持ちます。
小さい身体でありながらも立派な狩猟犬として活躍していました。
被毛によって性格は違う?
ミニチュアダックスは、短毛のスムースヘアー、ふわふわと柔らかいロングヘアー、そしてパーマのようなワイヤーヘアーの3種類のタイプに分かれています。
この被毛のタイプにより、性格がそれぞれ違うと言われています。
スムースヘアー
とても人懐っこい性格で、ミニチュアダックスフンドの中では一番明るく、飼い主にも従順です。
しかし元気がありすぎて興奮してしまうこともあるので、激しくなる前に「おすわり」や「まて」など、指示を出して落ち着かせてあげるようにしましょう。
ロングヘアー
ミニチュアダックスフンドの中で、一番穏やかな性格をしていると言われています。
とても甘え坊で飼い主の側から離れようとせず常にぴったりと寄り添っています。
また、少し用心深い性格をしているため、知らない人や犬に対しては警戒心を抱くこともあります。
初めての場所へ行く時は、飼い主が声掛けなどをして安心させてあげると良いでしょう。
ワイヤーヘアー
ミニチュアダックスフンドの中では自立心が強く、知らない人に対して敵意を抱くこともあります。
それに故に散歩中、よその犬に対して激しく吠えてしまうこともあります。
しかし、飼い主に対してはとてもフレンドリーで、明るい面を見せてくれます。
毛色
ミニチュアダックスフンドの毛色は、単色ではレッド、レディッシュ・イエロー、クリームの3種類があります。
バイカラー
バイカラーではブラック&タン、ブラウン&タンまた、ブラック&イエロー、ブラウン&イエローなどがあります。
混色
混色ではダップル、タイガーブリンドル、ブリンドルなどがあります。
しつけはしやすい?
明るく元気で好奇心旺盛なミニチュアダックスフンドは、犬世界の楽天家といわれるほど、少し自由に振る舞う面があります。
そのため、しつけを行う際は飼い主がしっかりと自分が主人だということを示すことが重要です。
自由にさせておくと、いたずら、噛み癖、無駄吠え、さらには飼い主に対しても攻撃的な面が現れることもあります。
しかし、もともとは狩猟犬ですし知能の高い犬なので、子犬のころから正しいしつけを行えば問題はありません。
大きさ
体高:21cm~25cm
体重:3.5kg~4.8kg
5kg以下の個体が、ミニチュアダックスフンドと定義されているようですが、実際には5~7kgほどのミニチュアダックスフンドも多く存在します。
寿命
ミニチュアダックスフンドの平均的な寿命は13年~17年ほどです。
小型犬の中では長寿な犬種だといわれており、現代では15年以上生きる個体も少なくありません。
遺伝や体質にもよりますが、大切に育ててあげることで、長く生活を共にすることができるでしょう。
ミニチュアダックスフンドが気を付けたい病気
ミニチュアダックスフンドで最も多い病気は「椎間板ヘルニア」と「外耳炎」です。
早期発見、治療のために必要な知識をこれから紹介していきます。
椎間板ヘルニア
ミニチュアダックスの病気で、一番よく聞くのが椎間板ヘルニアです。
足の短い犬種に見られる病気で、肥満や運動不足などの生活習慣が引き起こすことが多いです。
椎間板ヘルニアは、背骨と背骨の間にある椎間板が損傷し、変形することで、脊髄や神経を圧迫してしまい、痛みや麻痺が起きてしまう病気です。
もともとミニチュアダックスフンドは、生まれつき椎間板組織が弱い上、さらに胴長短足というスタイルが骨に負担をかけやすくなってしまっているのです。
足をひきずる、散歩に行きたがらない、元気がないなど、気になる症状がある場合はすぐに病院へ連れて行ってあげましょう。
治療としては、痛み止めの薬などで様子を見ることもありますが、再発がとても多い病気なので、その場合は手術になることもあります。
症状が軽いうちに手術をすることで、術後の回復も早く、完治する可能性が高くなります。
しかし、症状が悪化している場合は、手術をしても麻痺などの予後不安が残ることもあるようです。
かかりつけの医師としっかり相談して考えるようにしましょう。
また、適度な運動を行い、フローリングや階段などで滑って足や腰を痛めないよう、絨毯やマットで対策をとることも重要です。
外耳炎
外耳炎は、耳の中に炎症が起きる病気です。
外耳炎になると耳の中がベトベトしたり、臭いが出たり、痒みや痛みを伴うこともあります。
頭を振ったり、耳を掻いたり、耳を気にするような症状が現れたら、病院へ連れて行ってあげましょう。
外耳炎の治療は、耳洗浄を行い外耳炎を引き起こしている原因を取り除くことです。
ダニが原因の時は洗浄してから駆除薬を使って治療します。 異物が原因の場合は異物を取り除きます。
アレルギーが原因の場合は、アレルゲンを取り除かなくてはなりません。このように同じ外耳炎を起こしていても、原因によって治療法が異なります。
外耳炎は予防することができる病気です。
耳の中を、こまめにチェックする習慣をつけることが大切です。
耳掃除をしたり、お風呂あがりにはしっかり乾燥させるなど、できる範囲で気を付けてあげると良いでしょう。
仔犬の価格
ミニチュアダックスフンドの相場は、およそ10万~20万円ほどになります。
血統、顔、毛色、大きさ、月齢などにより前後します。
最も高い価格は40万円を超えるようです。
まとめ
天真爛漫で表情豊かなミニチュアダックスフンドは、人間のことが大好きです。
オスは特に寂しがり屋で甘えん坊な面があるので、一日中忙しく家を空けがちな方にはあまりおすすめできません。
好奇心旺盛で外の世界にも興味津々です。
肥満対策にもなるので、可能であれば一日二回ほど散歩へ連れて行くのがベストです。
長い時間一緒に過ごせるよう、健康に気を使い、大切に育ててあげましょう。