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犬に服を着せるのは飼い主の自己満足?着せた方が良い4つのケースとは

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昨今、犬に服を着せる飼い主は決して少なくありません。

当然、犬の意思で着ているわけではなく、飼い主の判断で服を着ているわけですが、その理由はそれぞれ。

可愛い、ファッション性、寒さ対策など…

今回は犬が服を着ることについて触れていきたいと思います。

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犬に服は必要か?

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犬に服は必要なのかというのは、これまでも様々な場面で議論されてきた問題でもありますが、理由もなく犬に服を着せるのはおすすめできません

本来、犬は自分で体温を調節する能力をもっているので、服を着る必要がないからです。

豊富な毛で被われ、さらに人間よりも厚い皮下脂肪を擁しており、寒さにも十分に適応できる生き物です。

服を着せたり、室温を高くしたりすることによって、犬が本来持っている体温調節機能が上手く働かず、蒸れて皮膚炎を起こしたりすることもあります。

さらに犬は気候によって毛の量を調節することもできます。
夏毛と冬毛があり、季節に対応できるようになっているのです。

ファッションのためや、飼い主のコスプレが目的なのであれば、犬に服は必要ありません。
特にフード、さらにレースがついたフリフリな服など、着る意味がないものは犬にとってはストレスになるだけです。

服を着せた方が良い4つの理由

犬に服を着せるという行為に関して、人間がするようなファッションという意味では全くの不要ですが、時に服を着せた方が良いケースもあります。

主なケースは以下のとおり。

「家の中での抜け毛予防」
「家族のアレルギー対策」
「寒さ対策として必要があるケース」
「熱中症予防」

それぞれについて見ていきましょう。

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家の中での抜け毛を少しでも防ぐ

日本でも室内で犬を飼うことが一般的になってきました。

毛の抜けやすい犬種や、生え変わりの時期は家の中の抜け毛も大変です。
服を一枚羽織ることで、服の内側部分に被毛が留まってくれ、皮毛の飛散防止に役立ちます。

抜ける毛の量は同じですが、一つの箇所に抜け毛がまとまっているため、処理、掃除がかなり楽になります。

家族の誰かが犬アレルギーを持っている

近年、犬アレルギーを持つ人が増えています。

犬アレルギーの原因としては、犬の皮脂腺から分泌される「リポカリン」という物質がもっとも有名で犬の毛やフケ、唾液に多く含まれています。

家族に犬アレルギーの方がいるご家庭では、空気清浄器を使用したり、こまめなシャンプーで清潔に保つなどの対策を施されていると思いますが、犬の抜け毛によって引き起こされるアレルギーの場合は、服を着せるという対策は有効です。

関連:犬アレルギーの8つの症状!治療で治る?費用と実際の治療内容とは?

寒さ対策

最初に、犬には体温調節能力があるので服は不要だとお伝えしましたが、日本とあまりに気候がかけ離れた国で生まれた犬種の場合、寒さに極端に弱いことがあります。

このような犬種には寒さ対策のため服を着せた方がいい場合があります。

特に気を付けたいのが短毛種のシングルコートの犬種。

彼らは基本的に寒さに弱いとされており、10度未満になってくると、風が吹き込まない室内であってもストレスに感じてしまいます。

また、子犬や老犬は体温調節が上手くできないので、人間が上手に洋服を使って体温を調節してあげることも大切です。

個体ごとで適応能力は違いますし、生まれ育った環境にも依りますので、一概に服が必要な犬と、そうでない犬を分けることはできませんが、ブルブル震えて寒そうにしている場合には、服を着せるのも一手です。

熱中症予防

温暖化が進み、夏の暑さが増している日本。

犬も人間と同様、暑さは苦手ですし、また紫外線を浴びるのも良くありません。特に黒色の犬は熱を吸収しく大変です。

熱中症予防の観点から通気性の良いメッシュタイプの服を着せるのは有効ですし、また水で濡らして着せるだけの熱中症予防のための服もあります。直射日光からも守ってくれます。

さいごに

犬の体は気温を感知して寒ければ寒さに適応した体に変化していくようにできているので、本来はそれに任せる方が犬にとっては快適と言えます。自然の姿が一番です。

もし犬に服を着せる場合は、犬や家族の健康を守るために必要な場合に限り、通気性が良く薄地のものを着せることをおすすめします。

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