中型犬 チャウチャウ

青舌犬、チャウチャウの歴史、飼育方法~性格、大きさ、寿命は?


チャウチャウは、ライオンのように豊かなたてがみと、その毛に埋もれる目が可愛らしく、とても愛嬌がある癒し系ドッグとして人気があります。

古い歴史を持っているチャウチャウは、食用や毛皮としても利用されていました。
今回はチャウチャウの歴史や性格、大きさや飼い方などについて紹介します。

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チャウチャウってどんな犬?


チャウチャウの特徴はライオンのような被毛に愛嬌のある表情ですが、舌の色もブルーブラックというとても珍しい青色をしています。

歩き方も個性的で、後脚がまっすぐなため竹馬に乗ったように歩きます。
飼い主には愛情深く従順ですが、他人にはあまり興味がなく、自分を持ったマイペースな犬種です。

チャウチャウの歴史

チャウチャウの起源は紀元前150年と大変古く、原産国は中国で、中国を代表する犬として2000年以上前から飼われている犬種です。
特にモンゴル族が狩猟と番犬用に飼い、必要に応じて食料や毛皮にも活用されていたようです。

名前の由来ははっきりとはわかっていませんが、チャウチャウはそり犬として活躍していたこともあり、中国でそりのことを「チャウ」ということからその名がついたのではと考えられています。

また、舌が青黒いことから「青舌犬」とも呼ばれています。

その祖先や名前の由来などは諸説があり、いまだ意見が統一されていないのが現状です。

中国の鎖国対策により他国にその姿が知られることはなく、18世紀後半にイギリスに輸入された際、ドッグショーに出たことで広く知られるようになりました。

チャウチャウの飼育について

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チャウチャウは喜んで自分から散歩に行こうとするタイプではありません。

かなりの面倒臭がり屋で、散歩に行くよりも家でのんびりしている方が好きな犬種です。

そのため、肥満になりやすいので、肥満防止に散歩と食事の管理は大切です。
好きな遊びに誘ったり、毎日散歩に連れ出してあげましょう。

チャウチャウの分厚い被毛は、寒さに強く、暑さにはとても弱いので、夏は温度調節のできる室内で飼育する方が良いでしょう。

しつけは難しい?

性格は誠実で静かですが、警戒心が強いので知らない人に対しては攻撃的になることもあり、噛み癖が問題になることもあります。

また、何事も自分で決めるといった強い独立心を持っているので、しつけには苦労するかもしれません。

子犬が恐怖心を抱き始めるといわれている4ヶ月までに、抱っこ散歩や、チャイムの音など刺激を与えることで、日常生活で警戒する必要がないことを教えることができます。

子犬の頃から色々な刺激に慣らし、人や他の犬に触れて社会性を育ててあげるといいですね。
愛想が良いとは言えないチャウチャウですが、家族には愛情を示し、献身的に尽くしてくれます。

チャウチャウならではの舌の色

チャウチャウはライオンのような豊かな被毛を持ち、小さな目と短い鼻、巻いた尻尾が特徴的ですが、他の犬種と比べて最も特徴的なのは、青みがかった黒い舌です。

舌が青いことから「青舌犬」ともいわれており、はっきりとした理由は分かっていないそうです。
舌が青い犬種はチャウチャウだけでなく、シャーペイという犬種も舌が青いので、チャウチャウやシャーペイの祖先も舌が青かったのではと考えられています。

関連記事:実は食用だった?ブサカワ顔のシャーペイの性格、特徴を紹介

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大きさ

体重:約20kg~32kg
体高:45cm~56cm

長毛の場合、上記の体重よりもさらに大きく見えるかもしれません。

体はガッチリとしていて、筋骨隆々です。

チャウチャウには毛の長いロングコートと、毛の短いスムースコートの2種類がいます。
どちらも、太くて硬い毛のオーバーコートと、細くて柔らかいアンダーコートの二つの毛を持っているダブルコートです。

主な毛色は全身の色がブラック、レッド、ブルー、フォーン(金色がかった色)、クリーム、ホワイトがあります。

寿命

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チャウチャウ人気が高まった際に無理な繁殖がなされ、その結果寿命も見た目もかなりのばらつきが生じましたが、平均的な寿命は10年前後とされています。

多くの犬種がかかりやすい遺伝性疾患だけでなく、\、股関節形成不全、そのほかに目の病気は種類が多く、目瞼内反症や二重睫毛や炎症にかかる可能性があります。

また、体重のある犬種ですので、関節の炎症や脱臼にも注意が必要ですが、検査を定期的に行い、日頃から様子をよく見ることにより早期発見に繋がり、結果的に長生きにつながります。

価格

チャウチャウの販売価格は12~30万円です。

ペットショップでは滅多に出会えない犬種ですので、ブリーダーなどから入手することが多いようです。

チャウチャウは繁殖が難しい犬種の一つとされ、子犬の価格も高めなことが多くなっています。
更にメスはオスと比べると産まれる比率が少ないので、他の犬種以上にメスの価格設定は高くなっています。

どちらにせよ、犬の将来をきちんと考えている良心的なブリーダーから購入しましょう。

どこで購入できる?

ペットショップから迎えることを考えている場合は、どこのペットショップならチャウチャウがいるのか調べる必要があります。
なかなか一般的なペットショップでは見かけないからです。

大抵はブリーダーから迎える人が多いようです。毛色や性別など直接見て選ぶこともできますし、専門的な知識も教えてもらえて安心ですね。

まとめ

穏やかな表情と、もふもふの毛並みに癒やされること間違いなしのチャウチャウですが、成犬になれば体重も体高も大きくなり、力も強くなります。

一緒に楽しく過ごすためには、飼う前からチャウチャウのことをよく知り、しっかりルールを決めましょう。

誰とでも簡単に触れ合ったり、仲良くなったりするなど、フレンドリーな気質はあまり無いですが、飼い主に対しては愛情深く忠実であることが多いです。
チャウチャウを家族として迎え入れようと決めたら、最後まで愛情を持って接してあげてください。

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