美しい毛並みとすらっとした上品な佇まいが特徴のアフガンハウンド。
古くから多くの人々に愛されてきたのには、たくさんの理由があります。
こちらではそんなアフガンハウンドの飼育方法、性格や被毛の特徴などについて紹介していきたいと思います。
目次
世界的にも古い歴史を持つアフガンハウンド
アフガンハウンドは、その名の通りアフガニスタン原産の犬種です。
シャープな口元に長い脚、そして何よりも絹のようにツヤツヤと美しい被毛が最大の特徴です。
また、アフガンハウンドの歴史は紀元前4000~5000年にまで遡り、現存するすべての犬の中で最も古い犬種だとも言われているのです。
かつては猟犬としても活躍していたのですが、アフガンハウンドは視覚に秀でた「サイトハウンド」というタイプの犬。
目の位置が顔の側面にあることから、その視野は驚異の270度。
さらには視覚や動体視力にも優れており、1km先の獲物にすら反応することができるそうです。
アフガンハウンドの歴史
アフガンハウンドの歴史は全犬種の中で最も古いと言われていますが、あまりにも古すぎるためハッキリとした起源は分かっていません。
しかし紀元前3000年ごろのピラミッドなどに収められた土石や記録物には、既にアフガンハウンドらしき犬の存在が記されていたことから、少なくとも紀元前4000~5000年には存在していたのではないかと言われています。
当時からアフガンハウンドは、ガゼルやヒョウ、オオカミなどを相手に猟犬として活躍しており、現在でもアフガニスタンでは現役の猟犬として使われることもあるそうです。
そんなアフガンハウンドが愛玩犬として知られるようになったのは18世紀に入ってから。
アフガニスタンからイギリスへと持ち込まれ、その美しさと優雅さからあっという間に貴族たちの間で大人気となりました。
それからは猟犬としてよりも容姿を優先した改良がされるようになり、現在のようなより洗練された美しさを持つ見た目になっていきます。
20世紀に入ると様々なドッグショーにアフガンハウンドが出場するようになり、世界中へと人気が広まっていきました。
飼育は難しい?
詳しくは後程、紹介しますが、アフガンハウンドの飼育が難しいと言われるポイントは「大きさ」「しつけ」「運動量」「被毛」にあります。
飼育が困難とされるポイントがこれだけあり、よほど環境が整い、飼い主家族も犬のしつけに関する知識を持っていないと、飼うのは現実的ではありません。
初心者が飼うのは正直に言って現実的ではありません。
身体が大きい
まず、アフガンハウンドは体高60㎝以上という大型犬ですから、飼育スペースの確保が難しいというのが一つ。
万が一、言うことを聞かない時に制御できるか、という点でも、大型犬というのはそれだけで飼育の難易度が小型犬よりも上がります。
しつけ
アフガンハウンドはしつけが難しいと言われる犬種で、人の言うことを聞かないことから、時には「世界一頭の悪い犬」とさえ言われることも。
ですが、決して知能的に他の犬種に劣るというわけではないのです。
アフガンハウンドは猟犬として活躍していた名残から、人間の命令よりも先に、自分で考えて行動するということを優先してしまいます。
自発的に考えて動くというと聞こえは良いですが、当然、その行動が結果として飼い主にとって望まない事であることも多々あります。
あれもこれもダメというしつけではなく、ある程度マイペースな部分は受け入れつつ、子犬の頃からしっかりと根気よくしつけをしましょう。
しつけを放棄してしまえば、手の付けられない問題犬になる可能性も。
運動量の確保
体が大きく、猟犬として活躍していたアフガンハウンドには、かなりの運動量が必要です。
日常では最低でも1日2回、各1時間ほどの散歩をしてあげてください。
運動不足はかなりのストレスになり、問題行動の引き金となることもあるので気を付けなければなりません。
日常の散歩に加えて、休みの日などはドッグランなどで思いっきり走り回れる時間を作ってあげてください。
被毛の手入れ
アフガンハウンドの被毛は手入れをせずに放っておくと、毛が絡まって毛玉になったり、汚れがこびりついたりしてしまうので注意が必要です。
また、日本の気候との相性も悪いので、手入れが悪いと皮膚炎などを起こしてしまう可能性もあります。
ブラッシングは出来る限り毎日行うのが望ましいでしょう。
根元からではなく、毛先の方からほぐしていくのがコツです。
また、月に1回はシャンプーやトリミングを行いたいところですが、アフガンハウンドは毛が長い上に大型犬なので、お店での施術を断られてしまうケースもあります。
事前にしっかりと確認しておいてください。
関連記事:美しい犬種、アフガンハウンドの被毛の特徴と日頃の手入れ~寿命、子犬の価格は?
アフガンハウンドってどんな性格?
アフガンハウンドは猫のような性格と例えられることが多いように、マイペースで自立心の高い性質があります。
飼い主に対しても、甘えたりはしゃいだりと感情を全力で表現するようなことは少なく、一緒に過ごしていても一定の距離感を保つ傾向があります。
常に一緒にいるような感覚になる愛玩犬に対し、アフガンハウンドはパートナーや家族のような存在といえます。
日頃の遊びや触れあい等も、こういった性格的特徴を踏まえて行うようにするといいでしょう。
飼い主になつく?
何をもって「なつく」というのかは、人によって意見が分かれるところだと思いますが、甘えてきたり積極的にコミュニケーションをとる、という意味では、アフガンハウンドはなつきやすい犬種とは言えません。
また自立心の高さから、飼い主に対して従順というわけでもありません。
しかし、アフガンハウンドは飼い主に対する「忠誠心」は高いです。
もちろん個体差もあるので、アフガンハウンドの中にも人懐っこく甘えてくるような子もいますが、他の犬種と比べて、その割合は決して高くはありません。
大きさ
体高:64~74㎝
体重:23~27kg
大型犬に分類されており、長い毛によって数字よりも大きく見えます。
また、体はスリムなので体高のわりに体重が軽いのも特徴。
まとめ
アフガンハウンドは飼育の難しい犬種ではありますが、それを補って余りある魅力がたっぷりです。
一目見て、触れ合ってみると、一瞬でその虜になってしまうかもしれません。