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犬のワクチンの種類と料金。副作用はある?接種すべき時期はいつ?

      2016/10/10


犬も人と同じように伝染病にかかります。

危険な伝染病に感染しても軽い症状で済むように抗体を作る必要があるのですが、そこで重要になるのがワクチンの予防接種

ワクチンとは

少量の薄めた病原体を接種させて人工的に免疫反応を起こさせます。
命に関わる感染症にかからないように、ワクチンを打ち抗体を作る事はとても大切な事です。

下記で説明するワクチンは、狂犬病のワクチンのように国から義務づけられているものではなく、飼い主が接種を決める任意のワクチンです。

関連:狂犬病で見られる症状とは?!ワクチンの予防接種時期と費用

任意のワクチンだからこそ、獣医に任せてとりあえず打つのではなく、飼い主自身もワクチンの知識をしっかりと付けておく必要があります。

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犬の予防接種におけるワクチンの種類

犬のワクチンに関しては現在、9種類存在します。

中でも特に接種すべきなのが

・犬ジステンパー
・犬パルボウイルス感染症
・犬アデノウイルスI型感染症(犬伝染性肝炎)
・犬アデノウイルスII型感染症(犬伝染性喉頭気管炎)

の4種類。
これらはコアワクチンと呼ばれています。

この4種類は感染力が強く、死につながる危険性も高い為、全ての犬に接種するよう強く勧められているワクチンです

他にも
・犬パラインフルエンザ
・犬コロナウイルス感染症
・犬レプトスピラ病黄疸出血型
・犬レプトスピラ病カニコーラ型
・犬レプトスピラ病へブドマディス

等があり、こちらはノンコアワクチンと呼ばれています。

病気の流行や飼育状況等で接種するかどうかを決めるとされています。

混合ワクチンとは

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混合ワクチンというのは、上記の9種類の病原体の中から複数を組み合わせたワクチンの事です。

日本では2~9種の混合ワクチンがあります。

一般的に5~9種を接種する事が多いですが、何種類のワクチンが良いのかは犬の年齢、健康状態、住んでいる地域の流行しやすい伝染病によっても変わってきます。

このあたりは担当の獣医さんとしっかりと話し合って決めることになります。

ワクチンの料金

ワクチンの料金と言っても様々ですが、

平均で5種混合ワクチンで4000円~6000円、9種打っても1万円を越えることはあまりありません。

また、診察代が別で必要になったり、接種する前に健康診断をお願いされる場合も。

健康診断の内容にもよりますが、多く見積もって25000円程用意しておけば安心といったところ。

病院による値段のばらつきがあるので、心配ならば事前に電話やホームページなどで確認しておくようにしよう。

ワクチンの副作用

どの伝染病にも感染して欲しくないからと9種混合を打つのは、犬によっては危険な場合もあります。

健康な成犬ならあまり問題はありませんが、子犬や老犬は抵抗力が弱いため副作用の出るリスクが上がります。

また、前年までは問題が無くても急に副作用が出ることもあるようです。

ワクチンには生ワクチンと不活化ワクチンがあり、両者で副作用のリスクは異なります。

生ワクチンとは
生ワクチンというのは、生きた病原体から病気を起こす能力を減少させたもの。

1回の接種で複数年有効で不活化ワクチンよりも長く、効果が早く現れる特性を持つ。
生きた病原体を使うので、体内で病原体が増殖すると病気と同じ症状が現れたり、副作用が出やすい。

不活化ワクチンとは
不活化ワクチンというのは、病原体を熱やホルマリン等の科学物質で殺菌してあるものです。

不活化ワクチンを接種された犬の体内では、殺菌された病原体は増殖することはできませんが抗体を作ることは出来ます。

有効期間が接種から約1年間と生ワクチンよりも少なく効果の発現も遅いですが、殺菌されているので生ワクチンのように発病の危険性はありません。

しかし不活化ワクチンは体内で増殖しないので、大量の病原体を接種しなくてはならない為、アレルギー反応を起こしやすい。

副作用の症状

代表的な副作用の症状は

食欲不振、発熱、呼吸の乱れ、痙攣、嘔吐、顔の腫れ

等があります。

接種後、早いと15分ほどで症状が現れるので、30分ほど院内で様子を見させてもらうと安心です。

帰宅後も犬の様子を気にかけ、飼い主さんから見て何か違和感があった時にすぐに動けるようにしておくと良いでしょう。

特に怖いのは、アナフィラキシーショックというアレルギー反応。

アナフィラキシーショックになってしまうと、呼吸困難などの生命に関わる症状が出るので、早急な対処が必要になります。

一度でも副作用と思われる症状が出た事があれば、必ず注射の前に担当の獣医に伝え、対処してもらうようにしましょう。

また、注射後の激しい運動やシャンプーは体調の変化を起こしやすくなるので注意してください。

接種時期はいつがいい?

子犬は初乳を飲むことで母犬から抗体を貰います。

これを移行抗体というのですが、これが有効な間は子犬は自分で抗体を作らないため、接種しても意味がありません。

なので移行抗体が消滅しかけた時期にワクチンを打つことになるのですが、ここで問題なのは移行抗体で守られている期間は犬によって全く違うということ。

最短で42日という子も居れば、長い子だと3ヶ月と犬によって変わってきます。

この辺り、検査をすれば分かることではあるのですが、手間と費用がかかってしまうので、子犬は生後120日までに3回接種するという形を取ります。

まず生後42日に1回目のワクチンを打ちます。

子犬に移行抗体がまだ残っていた場合は1回目のワクチンは意味の無い物となってしまうので、1ヶ月半後の生後90日に2回目を打ちます。

そして、2回目の時点でまだ移行抗体が残っていることを考慮し、更に1ヶ月後の生後120日に3回目を打ち、以後は年に1度のとなります。

成犬の場合、子犬の頃からの接種時期に合わせているかと思いますが、犬が季節性のアレルギー(花粉症など)を持っている場合、その時期に接種するとアレルギー反応が出やすくなります。

獣医さんと良く相談の上、接種時期をずらした方が良いかもしれません。

まとめ

ワクチンについては接種する種類や間隔等、様々な意見があるので悩むことも多いかと思います。

副作用やアレルギーは恐ろしいですが、命の危険にさらされる可能性がある以上、伝染病にかかってしまうのはより避けたいところ。

任意のワクチンだからこそ、信頼できる獣医さんと納得のいくまで話合い、愛犬にとって最良の決断をしてあげてください。

関連:犬インフルエンザの症状と感染経路とは?予防法はある?

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