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テレビで紹介された手乗り豆柴について。個人的な感想と視聴者の批判

      2017/05/18

少し前の話になりますが、志村動物園という番組で手乗り豆柴という犬たちが紹介されました。

スタジオのタレントや観覧者の「可愛い」という声の中、4頭の手乗り豆柴が駆けまわっている姿は可愛い以外の何物でもないですし、その姿が魅力的に映ったのは私だけではないです。

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番組自体が子犬や珍しい動物、タレントが動物の世話をするという内容である以上、手乗り柴が登場するという旨を見た段階で、ある程度は予想できたものでした。

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手乗り豆柴ってどんな犬

番組を観ていなかった方、放送されたのが2016年2月ということで内容を覚えていない方も中にはいるでしょうし、まず手乗り豆柴というのはどんな犬だったのか紹介していきます。

手乗り豆柴とは豆柴よりもさらに小さい柴犬。
掌に収まる大きさから手乗り柴と名付けられたのはもはや言うまでもありません。

参考:豆柴の成犬時の大きさ、性格、価格は?ブリーダーからの購入

手乗り豆柴の大きさ

手乗り豆柴は大きくなった成犬でも体重が2~3kg。

体高については触れられていませんでしたが、見た感じ、およそ20cm程度でしょう。
イメージし難い方は超小型犬と言われるチワワと同程度の大きさという認識で問題ないと思います。

放送後の反響に違和感

柴犬を小さくした豆柴をさらに小型化したということで、放送直後から興味を持って飼いたいという方が多くいたとのこと。

番組の内容からして、「可愛い姿」を全面に押し出して肯定的に映されていましたし、「飼いたい!」と興味を持った方が多くいるのも当然のことなのかもしれません。

ただ、私自身は手乗り豆柴が抱かれたり歩き回る姿を見て違和感を覚えました。

これっとどうなんだろう?

と。

可愛いという声が聞こえてくる度に、色々なことが頭をよぎり、考えさせられたのです。

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手乗り豆柴を見て感じたこと

そもそも手乗り豆柴というのはなぜ作られたのでしょうか。

答えは簡単。

小ささ故の可愛さと飼育のしやすさです。

これは手乗り柴に限った話ではありませんね。

犬がペットとして飼われるようになった頃から、人が飼いやすいように犬種の改良がされ続けてきましたし、トイプードル等の愛玩犬と呼ばれる犬種の大半は、この手乗り柴と同じような理由の元、産出されてきました。

しかし、この手乗り豆柴に関しては少々やり過ぎではないかと思うのです。

そもそも、飼いやすさに特化して生み出されたのは豆柴も同じですが、こちらに関しては肯定的に見ていました。

柴犬特有の飼い主に従順な性格は魅力的で、飼育のしやすさに繋がりますし、他人に媚びない性格は番犬に向いています。

こういった部分に魅力を感じたはいいものの、成犬になると体重は10kgを超える子も珍しくなく、お年寄りにとっては抱き上げるのも決して楽ではありません。

時に世話が難しく感じることもあります。

これは実際に私の祖母がそうでした。

柴犬の性格に惚れ込んで飼い始めたけれど犬の成長と共に身体は衰え、世話が辛そうな場面を何度も見てきました。

そんな時に世に登場したのが豆柴でした。

柴犬の性格で大人になっても身体が小さい豆柴は多くの場面で人間の癒しとなってくれるんだろうなと思ったものですし、実際に一人暮らしのご老人が飼われることも少なくありません。

ですが、それよりも明らかに小さい手乗り柴というのは、人間のエゴがまかり通った犬ではないでしょうか。

本来、柴犬というのは一般的に10kg程度の大きさにまで成長します。

体重5~6kgの豆柴をさらに改良を重ねて3kgにまで落とし込んだ手乗り柴というのは可愛いだけで済まされる話ではありません。

無理な交配は時に身体にハンデを持って生まれてきます。

身体が虚弱
病気への抵抗力
感染症

病気による苦しみを味わうのは犬です。

ただ単に可愛いだけで済まされる話ではなくなってきますし、そこまでして交配して生み出す必要性というのは全くありません。

また、どのようにして小さくしたかという過程の部分についても問題視されています。

最小限の餌だけを与えて成長を阻害した
近親交配で生まれた
規定の柴犬の大きさに達しない犬を親に選ぶ

残念ながら、ブリーダーの中には、このような事を平気で行う団体がいます。

関連:豆柴をブリーダーから購入する際の注意点、悪徳ブリーダーの実態

不必要に人間の都合に合わせて生まれてきた犬は、決して晴れやかなものばかりではありません。

番組の華やかさの中に「闇」の部分が見え隠れしていた事実に、人間の愚かさが浮かび上がってしまいました。

ネットでの反響

こちらは番組を見ていた人のネット、Twitterでの反響です。

◇2、3キロの柴犬なんてありえない。
どうやって産出したんだ。

絶対にどこかしらにハンデを持って生まれてるんだろう。

◇手乗り豆柴?
そこまで身体が小さいとなると身体は弱いんだろうね。

◇獣医見習いだけど、やっぱり体はしっかりしている方が抵抗力、免疫力は強いよ。
この子たちも長生きは出来ないんじゃないかな。

◇人間のエゴはここまで来たか
ワンコたちが幸せになることを願う。

少なくとも想定していたよりも大きくなったとしても飼い主には最後まで責任を持って飼ってもらいたい。

◇タレントの佐藤えりこだっけ?
豆柴が大きくなり過ぎたからって他人に譲ったんだよね?

無知だわ。犬、ペットを飼う資格はないね。

◇譲って間もないうちに次はトイプードルが欲しいって言ってたな。
犬をアクセサリーとしか見てないんだろう(笑)

もっと叩かれるべき。

◇手乗り豆柴って言うけど、そんなに小さくする必要はある?
番組で犬を抱くタレントを見る度に嫌気がしたわ。

何も知らずにヘラヘラ笑ってね。

◇この手の番組に産出の裏側に触れてほしいんだよね。
ドキュメンタリーじゃなくてさ。

その意味というのは大いにあると思うんだけど、、まぁ無理だよね。

◇ちょっと騒がれ過ぎてる気がしなくもない。
手乗り豆柴って名前がいけないんじゃないの?

分かりやすいというか、キャッチ・インパクトとしては良いんだとうけどさ。

さいごに

テレビというのは難しい部分があります。

視聴者も「明」の部分を求めていますし、そこで司会者が「実はこの手乗り柴、餌はあまり貰えていません。」なんて言葉は視聴者は求めていないですし、番組もそこまで肯定的に映していたものをひっくり返すようなことは絶対にしません。

なんとなく犬について調べているだけでは分からない知られざる部分について、あえて書かせていただきました。

どう思うかは見た人の自由ですが、決して晴れやかな事ばかりではないというのは覚えておいてください。

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