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スタンダードプードルの飼育方法と魅力~性格、大きさ、価格は?トリミング代は高額?

   

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スタンダードプードルという犬をご存じですか?

プードルと言えば、近頃では断トツの人気である「トイプードル」を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、元祖プードルと言えば「スタンダードプードル」。

古くから作業犬やペットとして飼われ続けてきましたが、現在でも根強い人気を誇っており、世界中に愛好家がいる犬種です。

今回はスタンダードプードルならではの特徴や、ルーツ、飼い方などについてまとめてみました。
小型犬の人気が根強い日本ではプードルといえばトイプードルが真っ先に挙げられると思いますが、ルーツとなったスタンダードプードルの魅力も確認してみてはいかがでしょうか。

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スタンダードプードルってどんな犬?

Coooper in the Gatineau park
スタンダードプードルは、「スタンダード」という名の通り、ミニチュアプードルやトイプードルなど、すべてのプードルの元祖。

関連記事:6種類に分かれるプードル!性格、身体の大きさ、それぞれの特徴は?

特徴的な容姿や穏やかな性格、賢く飼い主に対して従順であることから、多くの人に愛されてきた犬種です。
現在では愛玩犬として盤石な地位を築いているスタンダードプードルですが、かつては狩猟犬などの作業犬として活躍してきた歴史があります。

また、現在も愛玩犬としてだけではなく、介助犬や盲導犬として活躍する場面が多くなってきました。

カラーバリエーションが豊富で、毛が長く量も多いため、様々なカットスタイルでおしゃれをさせて楽しむこともできます。
これほど様々な分野で目覚ましい活躍を見せる犬種は、スタンダードプードルを置いて他にないでしょう。

スタンダードプードルの歴史


スタンダードプードルはフランスの国犬であり、そのため長らくフランス原産だと考えられてきました。

しかし近年の研究により、元々はロシアまたは中央アジア北部が発祥であり、長い年月をかけて他犬種と交配を繰り返しながらヨーロッパを横断、そしてフランスへとたどり着くころに現在のプードルに近い形となったと言うことが分かってきたのです。

当時のプードルは現在のスタンダードプードルよりも大きいサイズだったとされており、多くの個体がペットというよりは狩猟犬や使役犬として活躍していました。

スタンダードプードルの飼育のポイント

スタンダードプードルは基本的に室内飼育です。

室内にケージ、床材、トイレ、餌入れ・水入れなどを用意してあげましょう。
嬉しいと飛び跳ねることが多いので、ケージを用意するならば大きめで高さのあるものがおすすめです。

関節を痛めたり骨折しやすいので、滑って怪我をしないようにフローリングにはマットを敷くなど滑り止め対策をしましょう。
その他に必要なものは、散歩用のリードやブラッシングなどのケア用品などです。

スタンダードプードルはおしゃれで優雅な犬というイメージが強いですが、そのイメージ通りに飼育するためには飼い主の努力が不可欠。

毎日ブラッシングを行い、体長を管理し、しつけを行い、そのすべてを継続的に続けていけることが重要です。
飼育するのが難しい犬種ではありませんが、身体は大きく、何かと手間はかかりますので、その点を頭に入れておきましょう。

しつけは簡単?

スタンダードプードルは体重が20kgを超える大型犬ですので、トラブルを起こさないためにもしっかりとしつけをする必要があります。

元々は狩猟犬であったため、とても頭が良く従順で、しつけも比較的簡単です。

ただし、体が大きい割に繊細でデリケートなので、大声や体罰など手荒な扱いは絶対にしてはいけません。(他の犬種でも同様ですが…)

頭が良い分、修復できないほどの溝ができてしまうことも考えられます。

また、スタンダードプードルは家族と一人離れて暮らすことを嫌う性質を持っているため、専門のトレーナーに預けてしつけを行ってもらう、というのもあまり良策とは言えません。

愛情を持って根気よくしつけを行えば、きちんとそれに答えてくれる犬種です。
飼い主さんの手で、しっかりとしつけを行ってあげましょう。

トリミング

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スタンダードプードルは毛量が多いため、月1回を目安としたトリミングを行ってあげましょう。

そうしないと、毛が伸びすぎて毛玉ができたり汚れやすくなってしまうためです。
(これは小型版のトイプードルにも引き継がれています)

スタンダードプードルと言えば、一番に思い浮かべるのがあの独特なトリミングスタイルを施された姿でしょう。

あれは「コンチネンタルクリップ」と呼ばれるスタイルで、単におしゃれを目的としたものではありません。

元々、水辺で活躍する狩猟犬であったスタンダードプードルは、毛の多さが作業の邪魔になることがありました。

そこで作業をよりスムーズに行うために、できる限りの毛をカットしつつ、冷たい水から心臓や肺などの大切な器官を守るため、そして推進力を得るために、胸
元や関節部分だけ毛を残すという独特なスタイルが生まれたのです。

現在では狩猟犬として活躍することはないので、コンチネンタルクリップ以外にも毛量を生かした様々なカットを楽しめるのがスタンダードプードルの魅力の一つ。

人気のテディベアカットや、アフロカットなどの個性的なカットを楽しむことができ、カットによってまるで別の犬になったような変身を遂げます。

↓以下はトイプードルのカットに関する記事ですが、基本的にスタンダードプードルも同じスタイルすることができます。
トイプードルの人気のカット・スタイル5種類!料金はどのくらいかかる?

ただし、ネックとなるのがカット料金。

身体が大きく毛量も多いので、料金は1回1万円~3万円とかなり高額になります。

カットにかかる時間も3時間~6時間と長丁場になるので、スタンダードプードルを飼育する際にはトリミングにかける時間とお金のことも頭に入れておきましょう。

中には時間がかかりすぎる、大変すぎる、2人がかりでやらなければいけない…などと言った理由で、スタンダードプードルのカットをお断りしているという店もあります。

飼育で気を付けたいこと

スタンダードプードルの飼育で気を付けたいことは、まず十分な運動量の確保です。

何となく優雅にお散歩している姿ばかりが思い浮かぶスタンダードプードルですが、元狩猟犬なのでかなりの体力があります。

運動不足に陥ると、ストレスを溜めてしまい無駄吠えやいたずらなどの問題行動の引き金にもなるので、十分な運動をさせてあげましょう。

目安としては散歩は毎日1時間程度、夏になれば川などのレジャーに連れて行って泳がせてあげて下さい。
ただしプードルは骨折をしたり関節炎を起こしやすい犬種なので、過剰な運動は避けましょう。

次に気を付けるべきは毛の手入れです。

スタンダードプードルは毛の量が多く、放っておくと毛が絡み、不潔な状態となってしまいます。

ブラッシングは毎日行い、出来れば朝晩2回行うのが理想的。

タイミングとしては散歩や運動の後に、ゴミや汚れを落とすのも兼ねてブラッシングするのがおすすめです。
そして毎日のブラッシングをスムーズに行うためにも、月に一度はトリミングをした方がいいでしょう。

室内飼育が必須

そして最後に気を付けたいのは室内飼育をすることです。

大型犬なので外で飼っても大丈夫なのでは?と思われるかもしれませんが、じつはスタンダードプードルはとても寂しがり屋。

家族から一人放されてポツンと外で過ごす…というのがとても苦手なのです。

また、屋外飼育では毛が汚れやすくなり、ただでさえ毛の手入れが大変なスタンダードプードルは手入れが追い付かなくなってしまいます。

それにより、皮膚病などの病気のリスクも上がってくるため、屋外飼育はおすすめできません。

元々、日本産の犬種ではありませんし、被毛もシングルコートなので、日本の高温多湿な気候や温度変化には弱いのです。

細かな体調の変化にすぐ気づけるようにするためにも、温度管理が出来て、なおかつコミュニケーションの取りやすい室内での飼育をおすすめします。

トイプードルと似ている点

身体のサイズは大きく異なるスタンダードプードルとトイプードルですが、ルーツとなった犬なだけあって似ている部分が多くあります。

と言うよりは、基本的にプードルはどのサイズにおいても、大きさ以外の決定的な違いというのはありません。

性格、体型、毛質など、スタンダードプードルをそのまま小さくしたのがトイプードルなのです。
体格の違いからスタンダードプードルの方が神経質さが見られないという点を除けば、ほぼ同じと言っても良いでしょう。

関連記事:人気No1のトイプードルは毛色で性格が違う?カットの種類と寿命の長さ、子犬の値段は?

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スタンダードプードルってどんな性格?

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性格はとても穏やかで飼い主に従順、そして全犬種の中でも二番目に頭がいいと言われるほど賢いです。

社交性があり人や他の動物も大好きなので、小さいお子さんがいる家庭や他のペットを飼育している家庭でも安心。

手の付けようもない問題犬となることは少ないので、トリミングや体調管理の手間を除けば、初心者でも飼いやすい犬種と言えるでしょう。

好奇心旺盛で活発な一面もあり、特に屋外では元気な姿を見せてくれます。
しつけや訓練がしやすいことから、警察犬、盲導犬などとしての活躍も期待されています。

大きさ

体高:45~60㎝
体重:20~26kg

プードルの中でも最も大型の種です。

毛量が多いので、数字で見るよりも実物は大きく見えることが多いかもしれません。
基本的には体高と体長がほぼ同じ「スクエア体型」をしているのがプードル全般の特徴です。

価格

価格の平均は20万~40万円程。

昔から人気のある犬種ではありますが、近頃はトイプードルの人気に押され、取り扱いのないペットショップも多いようです。

確実なのはブリーダーさんから直接購入することですが、この場合はタイミングなどによって価格が大きく変わる場合もあります。
(出産ラッシュの時期には比較的安く手に入れられることがあります)

あまりに安い場合は病気など何か欠陥がある場合もあるので、しっかりと確認しましょう。
かといって高いから「良い犬」というほど単純な問題ではないので、自分の目で見て、疑問点はきちんと確認した上で購入をしてください。

寿命

寿命は約12~15年。

大型犬の中では比較的寿命は長めです。
ただしいくつかかかりやすい病気もあるので、病気の予防や早期発見などには気を配りましょう。

まとめ

スタンダードプードルは、トイプードルなどと比べて大きいから飼いづらそうと思っている人も多いでしょう。

しかし、トイプードルよりも神経質な面が少ないので、大きさの問題(飼育スペースや運動量、エサ・トリミング代など)さえクリアできれば、とても飼いやすい犬種です。

頭が良く従順で最高のパートナーとなれるポテンシャルを秘めているので、もっと多くの人がスタンダードプードルに興味を持ってくれたらいいなと思います。

関連記事:人気の大型犬ベスト10!それぞれの特徴、寿命、飼いやすい犬種はどれ?

 - スタンダードプードル, 大型犬