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犬の鼻水で考えられる原因と病気とは?色、粘りがあると要注意!

      2017/05/17

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私たち人間は鼻水を出しても単なる風邪だと軽く捉えがちですが、犬の鼻水というのは時に病気にかかっていたり、場合によっては重篤な病気の前触れだったなんてことがあります。

時には大したことがないこともありますが、しばらくしても収まらない場合は注意しておいた方がいいかもしれません。

気付いてから2~3日は観察するようにしてください。

関連:犬のくしゃみの原因と考えられる病気とは?わざとすることもあります。

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鼻水の質と色から原因を探る

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鼻水の原因はいくつもありますが、まず見てもらいたいのが鼻水の色と質です。

黄色であったり血が混じった赤色、さらにはドロっとしている場合は様子を観察し、場合によっては病院に連れて行ってあげた方がいいかもしれません。

というのも、透明でサラサラな鼻水だと下記でも説明している通り、アレルギー症状等のような、そう重篤なものではないことが大半だから。

しかし、色がついていると、感染症や鼻の病気などが、ある程度まで進行していることが多く、最悪の場合、死に繋がる危険性も出てきます。

ちなみにブルドッグのような鼻がつぶれている犬種のことを短頭種というのですが、このような犬種の場合、鼻の構造的に鼻水が出やすいとされています。

個体によってはほんの些細なことで出てしまうことがあり、気を付けなければならない鼻水であっても、「また出ているのか」と、気にしないなんてことが少なくありません。

鼻水が病気によるものの場合、放置しておくと非常に危険なので、愛犬が短頭種の場合は鼻水の質とそれによる症状を理解しておいてください。

そして、もしもの時は機敏に動けるようにしておいてください。

鼻の病気

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犬の鼻に関する病気で比較的よくみられるものは「副鼻腔炎」という症状です。
この病気は人間でも同じ病名の症状があるので、ご存知の方もいるかもしれません。

副鼻腔炎は「くしゃみ」「粘り気のない鼻水」「鼻づまり」などの症状が見られ、中には鼻のあたりに不快感があり、鼻や顔をこするような仕草を見せる場合もあります。

これらの症状が数日で自然治癒する場合は単なる風邪と捉えてもいいのですが、

なかなか快方に向かわない
鼻水の量が増えている
息苦しそうな様子がある

といった症状が見受けられるときは動物病院に受診しましょう。
症状が軽い場合には、抗生物質の服薬で数日で完治します。

粉末の薬を食事に混ぜ与える事が多いので、さほど手間はかかりません。

しかし、悪化してしまい鼻腔内膿の量が増えてしまうと、チューブで膿を吸い出す処置が必要になり、犬にも負担がかかってしまいます。

中には複数回、吸出しの処置が必要になる場合もあるので、症状が気になる場合は出来るだけ早めに受診するようにしてください。

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感染症

鼻水の症状を伴う病気の中にジステンパーという感染症があります。
この病気は、犬の混合ワクチンの中に含まれていますし、危険な存在であるのは周知の事実かもしれません。

成犬になってからは、ほとんど感染することの無い病気ですが、生後間もない子犬、抵抗力の弱っている老犬になると感染の危険性が高まる病気です。

この病気には特効薬や治療法がなく、完治できるかどうかは犬の生命力次第という大変危険な病気で、子犬の場合、致死率が100%に近いともいわれるほどです。

感染経路は空気感染なので、ジステンパーにかかっている犬のくしゃみからの飛沫感染、糞便の粉末や飛散による感染があげられます。

なお、ジステンパーの初期症状には「粘り気のある」「緑色の鼻水」があります。

初期のうちは量も少なく、鼻の周りににじむ程度ですが、病状が進むにつれて鼻水の量も増え、鼻から垂れるほどになります。

もし、愛犬にこのような症状が見られた場合には、動物病院へ連れて行く際に、事前に電話連絡を入れ、待機場所を確認して連れて行くようにしてください。

万が一、ジステンパーに感染していた場合、動物病院の待合室で待機する事で、他の犬への感染拡大を引き起こしてしまう危険性があるので十分気を付けておきましょう。

また、多頭飼いをしている場合、症状の出て居ない犬達にも感染が拡大している場合もあるので、合わせて動物病院へ相談するようにしてください。

アレルギー症状

実は、獣医学の研究において、犬も花粉症に感染する事が明らかになっています。

感染の程度に差はあるものの、犬種、生活環境にかかわらずそれぞれの体質によって発症するようです。

アレルギー症状による鼻水の場合、水の様に透明で、粘り気のないもので、くしゃみも多くなります。

いわば人間の症状と全く同じなのですが、予防策、根本的な治療方法もなく、花粉の飛散時期が過ぎるのを待つしかないようです。

通常は、花粉の飛散時期が終わると共に完治しますが、もしあまりに症状が悪化している場合、息苦しい様子が見られる場合には、動物病院で薬の処方を受けましょう。

急激な気候の変化

犬も急激な気候の変化で風邪をひいてしまう場合があります。

本来、犬は暑さ、寒さを凌ぐ術をもっていて、特に寒さには強い動物です。

ですが、最近の犬達は冬でも暖房の効いた快適な室内で生活をしていることが多いので、体が弱くなったのでは?と言われてしまうこともありますが、実はこれ、犬の体が弱くなったからではなく、自然界にはない急激な気温の変化に体がついていかないからなのです。

暖かい室内から、散歩の為に突然寒い屋外へ連れ出され、犬の耐寒機能の調子がくるってしまうのです。

この気温差が原因で鼻水が出てしまうのです。
この時の鼻水は透明で、サラサラとしていて、暖かい部屋ですごしているうちに自然と収まるでしょう。

シニアや子犬の場合、この急激な気温差が度重なる事で、風邪をひき、咳などの症状も併発してしまう事もあるので、散歩の際には洋服を着せる、室内の暖房を控えめにする、咳などの症状の併発が見られたらすぐに動物病院を受診するという事を心掛けておきましょう。

鼻炎

時に鼻炎によって鼻水が出てしまうことがあります。

鼻炎を起こしている場合、悪化すると鼻づまり、蓄膿症、口呼吸による喉の不調、咳などの症状が起きてしまう場合もあります。

鼻水の量が増える傾向にある、鼻水に粘り気がある、白濁した鼻水が出るという場合には、単なる風邪と軽く捉えずに、動物病院を受診するようにしてください。

さいごに

犬の鼻水の原因はいくつもあります。

中にはアレルギー性の症状や鼻炎という、比較的、安心な場合もありますが、時に病気にかかっていることもあります。

これらを見分けるためにも、どんな鼻水が出ているか、粘り気や色など、その質をよく観察してあげてください。
そうすることで、もしもの時に迅速に病院にかかることができます。

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