~ワンライフ~ 犬との暮らし、しつけ、飼い方、生活情報など

犬との暮らし、しつけ、飼い方から病気や悩みまで

軍用犬として活躍するジャーマン・シェパードはしつけが難しい?性格、大きさ、寿命は?

      2017/09/11

359
アジアやヨーロッパ各地には、それぞれの土地に適した牧羊犬が多数存在しており、これらを選択、改良したのが現在のジャーマン・シェパードです。

一般的にはシェパードと呼ばれていますが、正確な犬種名はジャーマン・シェパード・ドッグ。

シェパードとは「羊飼い」を意味する言葉で、世界的にもよく知られている犬です。

この犬種は知的で忠誠心と服従心に優れていて、さまざまな作業犬として訓練されてきた歴史を持ち、現在も災害救助犬・軍用犬・警察犬・麻薬探知犬など、特殊訓練を必要とする作業犬として活用されています。

関連記事:人気の大型犬ベスト10!それぞれの特徴、寿命、飼いやすい犬種はどれ?

スポンサーリンク

ジャーマン・シェパードってどんな犬?


ジャーマン・シェパードは訓練次第であらゆる作業をこなす万能犬であり、これほどまで作業に利用された犬は例がないほど。

その最大の理由は作業犬として有能である事に加え、ストレス状況下でも興奮する事なく冷静な判断と行動ができる事にあります。

これは軍用犬、警察犬、救助犬として、非日常的な場面で任務を遂行するには欠かすことのできない資質であって、次に起こる事を予知する能力(洞察力)に至っては他の犬種には到底真似ることのできない、ジャーマン・シェパード特有の優れた能力です。

しかし、万能犬でありながら、一般家庭でペットとして迎え入れるには困難が生じるかもしれません。
ブリーダーが正しく訓練したものでなければ、子供のいる家庭には向かないですし、初めて犬を飼う場合には不向きな犬種でもあります。

これまで何頭も飼育してきた経験を持ち、しっかりとした正しいしつけが出来るかどうか、というのが飼育可能かどうかの分かれ目となります。

ジャーマン・シェパードの歴史

ドイツ生まれのジャーマン・シェパードの歴史は、19世紀末までさかのぼります。

ドイツの山岳地方で牧用犬として働いており、牛と羊の牧畜管理はもちろんのこと、荷物を引いたり、番犬となったり、物を回収したりと多様な働きを見せていました。

その知的能力と運動能力の高さに目を付けたドイツ陸軍がこの牧羊犬を基礎に、徹底的な作業性と訓練性能の向上を目的に交配を繰り返した結果、生まれたのが現在のジャーマン・シェパードです。

第一次世界大戦中には医薬品や弾薬の運搬、捕虜の監視などにも用いられ、めざましい活躍から世界中に名が知れ渡っていきました。

日本でもジャーマン・シェパードは戦時中に質、頭数ともにピークを迎えていました。
(これは戦時中の作業犬として活用されていた証でもあります)

戦後は一時的に減少しましたが、警察犬、軍用犬、介助犬、捜索救助犬、麻薬探知犬、爆弾捜索犬、ショードッグ、番犬、ペット、そして牧畜犬などとして活躍の場をうつし、他犬種とは一線を画しつつ確固たる地位を築きました。

他に類をみない多才な能力に恵まれた犬種として、世界中の人々に知られています。

ジャーマン・シェパードってどんな性格?

360
その性格は、活発であるのに落ち着いていて洞察力もあり、自分で考える力がありながら服従心が強い、さらに勇敢で辛抱強く、命令には最後まで従おうとする責任感の強さがあります。

また、家族や親しい相手を守ろうとする愛情深さもあります。

しかし、ジャーマン・シェパードは、育つ環境によって性格と性質が大きく異なります

幼少期に正しく教育されたシェパードは従順であり、忠誠と服従の感情を表します。
このためペットとして飼うことができますが、シェパードの使役能力はペットとしての飼育環境下では発揮される事はありません。

肉体的、精神的な日々の鍛錬を重ね、培われるものです。
きちんと教育されなかったシェパードは、支配欲が強く非常に攻撃的な犬となり危険度が高く、さらに成体にまで成長したシェパードを再教育することは困難な作業といえます。

関連記事:シェパードの飼育が難しい理由~飼育できるかは正しいしつけと飼い主との信頼関係

スポンサーリンク

被毛

357
ジャーマン・シェパードは単色ではブラックまたはグレー、またブラックの地にブラウン系やグレー系、イエローなどのタン・マーキングが入っているものがあります。

被毛の質や長短には多くのタイプがあり、20世紀初期まではロングコートやワイヤーコートなどが混在していました。

しかし、ロングコートはスタンダードで認められていない国が多く、現在のところ、各犬種団体が公認しているのはショートコートのみです。
それは、作業能力を重視した事によるものだとされています。

身体の大きさ

体高61cm~66cm
体重30kg~41kg

ジャーマン・シェパードは体高より体長がやや長く、腰の下がった体型をした、立ち耳の大型犬です。
筋肉質で、大型犬としてはコンパクトな部類に入ります。体長は体高より約10~17%長いものが良いとされています。

寿命

平均的な寿命は9歳~13歳。

ジャーマン・シェパードの場合、8歳、10歳、12歳が大きな壁だといわれていて、これらの年齢に差し掛かると体が変調し、大きな病気になりやすいそうです。

逆にこの歳をうまく乗り越えることができれば、14歳、15歳と長く生きることができるようになります。

まとめ

人間社会でも大活躍してくれている仕事犬、ジャーマン・シェパード。

大変賢く、適切な訓練さえ受ければ犬の仕事でできないことは殆どないほど優秀な犬種ですが、問題は飼い主がこの優秀な犬の主人になれるか?というところにあります。

もし初めてこの犬種を飼おうと決めたなら、幼少期からトレーナーに躾をしてもらうことを強くお勧めします。
大型犬の場合には、特に小さいうちからメリハリの効いたしっかりとした躾をしていく必要があります。

どんなに可愛くてもペットですから、飼い主やその家族より犬の方が上だという意識を持たせてはいけません。

厳しくするところは、徹底して厳しくすることも必要になってきます。
そしてそれが結果として、その後の長い付き合いの中で、飼い主やその家族との関係がとても良いものへと繋がるのです。

関連記事:シェパードの種類はどれぐらいある?それぞれの違いとは?

 - ジャーマン・シェパード, 大型犬