~ワンライフ~ 犬との暮らし、しつけ、飼い方、生活情報など

犬との暮らし、しつけ、飼い方から病気や悩みまで

狂犬病で見られる症状とは?!ワクチンの予防接種時期と費用

      2016/01/26

62狂犬病は犬や人も含めた全ての哺乳類に感染する可能性のある人畜共通感染症です。

現在においても有効な治療法が無い為、発症すると、ほぼ100%亡くなってしまいます

日本では1950年に狂犬病予防法が制定され狂犬病のワクチンが義務付けられるようになり、1957年以降は輸入感染を除き国内での発症が無い為、狂犬病清浄国に指定されています。

とはいえ、絶対に感染しないとも言えないのも事実。
(詳しくは下記の『人にもうつる?』1970年、2006年の項目を参照)

狂犬病という病気について、症状やワクチンについて更に詳しく理解しておきましょう。

スポンサーリンク

狂犬病ってどんな症状?

狂犬病の症状といっても、様々ですが、具体的にはどの段階かで異なります。

狂犬病というと、前駆期、狂躁期、麻痺期と進んでいきますが、麻痺型は狂躁期が目立たず、前駆期から麻痺期に移行していく傾向がある。

なお、狂犬病ワクチンの接種歴のある犬は基本的に麻痺型になることが多いとされています。

狂犬病の潜伏期は大体2週間~2ヶ月、長くても6ヶ月程度。

潜伏期は無症状ですが、狂犬病に感染した可能性がある場合、この時期に治療を開始しなければなりませんが、前述のとおり、無症状であるため、実際は難しい。

最初に訪れる前駆期は、瞳孔が大きくなったり、発熱、元気消失、食欲不振、嘔吐といった症状もありますが、最も特徴的なのは性格や行動の変化です。

遠吠え、徘徊等や、普段友好的な犬が飼い主へ反抗してしまったり、逆に普段は性格のきつい犬が温厚になったりもします。(これらは不安感や恐怖心からくるもの)

狂躁期には落ち着きを失い興奮状態になり、無意味な徘徊、不眠症状、石や土を食べる異嗜の多発や、光や音等の刺激に過敏に反応、咽喉筋が麻痺し嗄れ声になり大きな声で吠えます。

喉や舌、下あご、後肢の麻痺もある為、脱水により水を飲みたいのに上手く飲めなくなる、口と舌が出たままになる、歩く時にふらつくといった症状も見られます。

無意味に目の前の物に噛み付くこともあり、威嚇せず突然噛み付くため予測が出来ずとても危険です。

麻痺期には、全身の麻痺によって横に倒れ、狂躁期にあったような噛み付く行動が無くなります。
口周りの麻痺によって涎が流れたり、意識が低下し、最終的に呼吸麻痺によって亡くなってしまいます。

人間にはうつる?

冒頭にも記したように、狂犬病は人にも感染します
日本における人への感染は1956年以降ありませんが、1970年と2006年に海外からの帰国者が狂犬病を発症しています。

世界中で毎年55,000人以上の人が狂犬病により亡くなっており、海外ではほとんどの国で感染する可能性があります。

感染している動物に噛まれたり、くしゃみや舐められたりして感染することもあります。

なお、狂犬病の流行国へ行くときだけでなく、海外へ行く際はむやみに動物に近寄らない等の自衛が大切になってきます。

もしも海外で動物に噛まれてしまったらすぐに石鹸で傷口を洗い流し、医療機関でワクチン接種をしましょう。

日本に帰国後はきちんと検疫所の相談室へ相談してください。

医療機関が十分でない国へ行く時や動物と触れ合う可能性のある時は、事前に予防接種を受けておくのも一つの方法ではあります。

狂犬病ワクチンの予防接種は必要?


日本では法律により、犬の登録と年に1度のワクチン接種を義務付けられています。
日本は狂犬病清浄国に指定されていますが、狂犬病に感染している動物が入国する確率が完全に0とは言い切れません。

日本に動物を輸入する際は検疫をするのですが、完全に防ぐというのは難しく、正規のルートで入国しない動物が居るのも事実。

万が一、狂犬病を持つ動物が入国してしまった場合、ワクチンを接種していないと、致死率がほぼ100%となります。

また、狂犬病の人への感染の原因のほとんどが犬からなので、犬へのワクチン接種は犬だけでなく人間も守ってくれるものと言えるでしょう。

ただし、体調、持病、年齢、接種後の副作用歴等から、獣医さんがワクチン接種を控えた方が良いと判断した場合は、動物病院から狂犬病予防注射猶予証明書を各自治体に提出し、その年は免除になります。

不安のある場合はかかりつけの動物病院に相談するようにしよう。

ワクチンの予防接種の時期と費用

新しく犬を飼い始めた場合、おうちに迎え入れてから30日以内、または生後90日を過ぎてから30日以内に、犬の所在地を管轄する市町村に登録の申請をして、狂犬病のワクチンを打たなくてはなりません。

登録後は毎年1回、4月から6月の間にワクチン接種をしなくてはなりません。
登録後のワクチンは各自治体で集合注射を実施しており、そこで接種するのが一般的。

費用は各自治体で多少違いますが、2015年は鑑札代込みで大体3,500円前後

予定がある等して集合注射へ行けない、健康状態に不安がある、多数の犬や人が居ると興奮してしまう子の場合は、動物病院でも接種できます。

その場合、注射代に加えて診察代がかかることがあるので、値段については問い合わせしておくようにしよう。

関連:犬のワクチンの種類と料金。副作用はある?接種すべき時期はいつ?

副作用はある?

狂犬病ワクチンは、混合ワクチンよりは低い確率ですが副作用が出ることもあります。

症状は、嘔吐、下痢、顔の腫れ、発熱、食欲不振などで、重度になると呼吸困難、痙攣、虚脱、昏睡、アレルギー反応等です。
子犬や高齢犬もそうですが、健康状態があまり良くないときに接種すると副作用が出やすいので、不安のあるときは接種前に健康診断をしておきましょう。

この辺りは混合ワクチンと同じですね。

接種後しばらくは院内で様子を見させてもらい、万が一副作用が出てしまってもすぐに対応できるよう、帰宅後も愛犬の様子を随時チェックしておく必要があります。

まとめ

狂犬病はとても怖い病気です。
今、日本が狂犬病清浄国に指定されているのは狂犬病ワクチンのおかげです。

飼い主さん一人一人が狂犬病について考え、義務を守り、人も犬も安心して暮らしていけるような国であり続けたいです。

 - 病気 , ,